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Creality SpacePi X4で3Dプリンタ創作活動が捗る

Creality SpacePi X4で3Dプリンタ創作活動が捗る

AMSのマルチカラー印刷が楽しくなって、そろそろ本格的なフィラメントドライヤーが欲しくなりました。少し調べたところ、4ロールのフィラメントを同時に乾燥できる家庭用フィラメントドライヤーは、現状この辺りが有名どころでしょう。

Creality
SpacePi X4
Sunlu
FilaDryer S4
Chitu Systems
FilaPartner E1
スプールの向き縦置き x4横置き x2
横置き x2
横置き x4
セグメント2気室1気室2気室
設定温度45~85℃35~70℃40~70℃
自動調湿機能
操作画面カラータッチ液晶単色タッチ液晶カラータッチ液晶
製品サイズ382x290x270mm
5kg
458x218x312mm
4.8kg
346x234x257mm
3.2kg
出力360W330W240W
定価¥33,990¥24,200約¥26,000
($178.00)

私の使い方からすると性能的に大きな差はないと思ったので、スプールの向きが真っすぐ並んでいて使いやすそうなCreality Space Pi X4を採用。この中では一番価格は高いですが、外観もかっこよくて、ちょうどセール期間中だったこともあり、お安くゲットできました。

目次

なにこれ。質感高いし、デザイン超イケてるんですけどw

まずなんといっても、Creality SpacePi X4のデザインに注目したい。

筐体自体はプラスチック素材ですが、安っぽさとかは全くなく、質感は非常に高い。落ち着いた色味で近未来感もあり、置いておくだけでもすごくテンションが上がます。

ニクイことに、乾燥中の部屋はLEDでライトアップされるギミック付き。ひと目で乾燥中かどうか分かりやすくなっています。なにより見た目がかっこいい、それだけで満足です。まぁ、価格は高いんだけどね。

フィラメント交換しやすいユーザーフレンドリーな構造

これまで写真のような構造のフィラメントドライヤーを使っていましたが、フィラメントの交換が本当に辛かった。

フタを外そうにもチューブ内に残っているフィラメントが邪魔で、フィラメントを巻き戻すために左手でフタを傾けながら半分持ち上げて、右手でその隙間からスプールを掴んで、倒れないようにまっすぐ回して、、、とか、もう面倒すぎる!

頻繁にフィラメントを交換する人は、間違ってもこのような構造のフィラメントドライヤーは買わないように!本当に後悔します。

さぁ話を戻して、実際に使ってみて分かったことですが、Creality SpacePi X4は本当にユーザーのことを考えて作られた構造をしています。

フタはドライヤー本体とヒンジで固定されているので、簡単に開閉ができます。そして、そのままスプールを回してチューブ内に残ったフィラメントを巻き戻すのも非常に楽チン。

フタを開けたときに、意外と高さを取ってしまうのが想定外でしたが、ガバっと開く間口が広いので、とにかくフィラメント交換作業がしやすいのが素晴らしい。

フィラメント通し孔も、各スプールで前後に1つずつあるので、設置場所にも制限がありません。私のメタルラックのサイズ上、3Dプリンタとは並べて置くことができないので、Creality SpacePi X4の背面から出したフィラメントは下段のAMSに挿入し、3Dプリンタへ送っています。

縦に4ロールが並んであると各フィラメントにアクセスしやすいのも、Creality SpacePi X4を選んでよかったと思えるポイント。

※本当は、Bambu Lab AMS Liteを魔改造してスリム化、もしくはサードパーティ製AMSシステムを導入して、配置をもっとスマートにしたいという妄想もありますが、それはまた別の機会に。

4ロール同時に乾燥できて、AMSシステムとの相性抜群

Creality SpacePi X4には左右二つの部屋があり、それぞれに1kgフィラメントを2ロールずつ入れられます。部屋はそれぞれ独立しており、個別の乾燥温度や乾燥時間を設定できます。設定はカラー液晶画面の操作で行い、タッチ反応も早くて良い。

予めフィラメント素材ごとの標準プリセットも入っており、フィラメントを設定すると、自動で最適な乾燥温度と時間を設定してくれます。もちろん、手動での設定も可能。

Creality SpacePi X4を使いだして数週間、ほぼ毎日何かしら印刷をしていますが、全く問題なく安定していて、性能は普通にいいんじゃないかと思います。温度の立ち上がりも早く、騒音もそこまで気になりません。排熱構造が不十分でボックス内に湿気が残り続けるフィラメントドライヤーもありますが、その辺りもしっかり設計されています。

またスプール下のローラーにもベアリングが入っているみたいで、回転は非常になめらか。フィラメントが引っかかったり、ローラーから外れたりすることも全く起きていません。

自動調湿機能を使えば、いつでも安定した印刷

自動調湿機能というのは、「湿度何%以上になったら自動で乾燥をONにさせる機能」のこと。最近のフィラメントドライヤーなら、当たり前のように入っている機能みたいですね。私は電気代なんてあまり気にしないので、調湿機能は常にオンにしています。

それ以外にもCreality SpacePi X4は、ボックス内に乾燥剤を入れるスペースがあったり、外部から空気が入りにくい設計がされていたりと、長期間使わなくてもフィラメントが吸湿しにくい構造になっています。

なので、日常的に3Dプリンタを使う人はもちろんのこと、たまにしか使わない人にとっても、とりあえず1台用意しとくと安心なフィラメントドライヤー。

まとめ:とりあえず買っておくことをオススメする。家庭用フィラメントドライヤーの最高峰といっても過言ではない

  • デザインと質感が素晴らしい。乾燥中のLEDイルミも素敵。
  • フタの開口が広く、フィラメント交換の作業性が良い。
  • フィラメント通し孔の位置、数もちょうど良い。
  • ベアリング入りのスプールローラーで、回転はなめらか。
  • プリセットで簡単に乾燥時間を設定できる。
  • カラータッチ液晶の反応も良い。
  • 自動乾燥機能が便利。
  • 使わないときも、しっかり密閉保管できる構造。
  • 値段が高い。

3Dプリンタなんて、毎日使うものではないので、しばらく使わずにいると空気中の水分を吸ってしまい、フィラメントがダメになってしまう。かといって毎回フィラメントを真空パックにいれて保管なんて正直やってられない。

いざ何かを作りたい!とインスピレーションが湧いたとき、フィラメントの乾燥状態を気にせず安定して印刷ができるのは、素晴らしい。

これで3Dプリンタ活動が捗るというもの。

ちょっと高いけど、良い買い物をしたと思っています。

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