MicrosoftのSurface Earbuds、SamsungのGalaxy Buds+の完全ワイヤレスイヤホン。
見た目は似ているし性能も近いこの2機種の比較をしてみると、ターゲットとしているユーザーが異なることに気づいた。
これら2機種を検討している方の参考になれば幸いである。
もくじ
Surface Earbuds
Surface Earbuds(サーフェス イヤーバッズ)は、2020年5月発売のサーフェスアクセサリ初の完全ワイヤレスイヤホンになる。
特徴としては、タッチジェスチャーやボイスコントロールで曲の操作、2つの指向性デュアルマイク搭載、充電ケース込みで24時間の音楽再生が可能など。
一番注目すべき機能は「Office 365との連携」であり、PowerPoint、Word、Teams、Outlookなどのソフトを操作できるようになる。例えば、PowerPointのスライド操作やライブ翻訳、WordやOutlookなどで音声による文字入力などが可能になる。
超快適なデザイン、直感的なコントロール、革新的な Microsoft 365 エクスペリエンス*へのアクセス、音楽や通話のための臨場感溢れるサウンド、および終日のバッテリーで、¹ どんな時もビートを逃しません。
本体サイズ 各イヤホン:
直径: 25 mm (0.98 インチ) x 19.9 mm (0.78 インチ)
充電ケース:
長さ: 75 mm (2.96 インチ)
幅: 33.2 mm (1.31”)
高さ: 25 mm (0.98”)重量 各イヤホン: 7.2 g (0.26 oz) イヤーチップ込み
充電ケース: 40 g (1.41 oz) イヤフォンなし外形 色: ライトグレー (グレイシャー) : 再生周波数帯域 20 ~ 20kHz スピーカー 13.6 mm ドライバー マイク イヤホンごとに 2 つのマイク バッテリー寿命 付属の充電ケースで最大 24 時間のバッテリーの寿命:
(1 回の充電で 8 時間の連続視聴、さらに充電ケースで 8 時間の充電が2 回可能)
10 分の充電で最大 1 時間のバッテリー寿命を確保できます。コード USB-A to USB-C™ コード (1 m) コントロール タッチ、タップ、スワイプ、音声 互換性 Windows 10 以降、Android 4.4、iOS 9、Bluetooth 4.1/4.2 オーディオ コーデック SBC 、 aptX 防水規格 IPX4 主な同梱物 Surface Earbuds 2 個、充電ケース
シリコン イヤーチップ(サイズ S/M/L)2個 x 3
UUSB-C™ to USB-A ケーブル
クイックスタートガイド
安全性および保証に関するドキュメント保証 1 年間のハードウェア保証
Galaxy Buds+ (Plus)
Galaxy Buds+(ギャラクシー バッズ プラス)は、2020年2月に発売されたSamsungのワイヤレスイヤホンシリーズ Galaxy Budsの後継機になる。
従来のGalaxy Budsに比べて、バッテリー性能の向上、イヤホンドライバのスペックアップ、アンビエントサウンドモード(外音取り込み)の向上など、前期種Galaxy Budsよりかなりのスペックアップがみられる。
Galaxy Buds+はリッチな高音とディープな低音をAKGサウンドでお届けするGalaxy初の2wayスピーカー・ワイヤレスイヤホンです。圧倒的にクリアな音声で通話ができるアダプティブ・トリプル・マイクシステムに加え、ロングライフバッテリーも搭載しているので、高品質なリスニング体験をお楽しみいただけます。
イヤホン本体 約22.5 x 17.5 x 19.2 mm
約6.3g充電ケース 約38.8 x 26.5 x 70.0 mm
約39.6gスピーカー 2way ダイナミックドライバー マイク 各3つのマイク(内側1つ、外型2つ) バッテリー イヤホン:85mAh (Typical)
充電ケース:270mAh
イヤホンだけ11時間、充電ケースとあわせて22時間
3分の充電で1時間の音楽再生互換性 Galaxy、その他のAndroid:Android 5.0以上&RAM 1.5GB以上 接続性 Bluetooth v5.0
対応Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HFP
コーデック:AAC、SBC、Scalable Codec(Samsung独自)センサー 加速度センサー、ホールセンサー、近接センサー 同梱物 イヤホン本体(L/R)
ウィングチップ(3セット)
イヤーチップ(3セット)
充電ケース
USB Type Cケーブル
クイックスタートガイド
保証書その他 ワイヤレス充電(Qi)
スペック比較
Surface EarbudsとGalaxy Buds+のスペックを並べて比較してみる。
Surface Earbuds | Galaxy Buds+ | |
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|
イヤホン本体 | 25 x 25 x 19.9 mm 7.2 g |
約22.5 x 17.5 x 19.2 mm 約6.3 g |
充電ケース | 33.2 x 25 x 75 mm 40 g |
約38.8 x 26.5 x 70.0 mm 約39.6 g |
カラー | ライトグレー | ホワイト、ブルー、ブラック |
再生周波数帯域 | 20 ~ 20kHz | - |
スピーカー | 13.6 mm ドライバー(シングルドライバ?) | 2way ダイナミックドライバー |
マイク | 2つのマイク | 3つのマイク(内側1つ、外型2つ) |
バッテリー寿命 | - | イヤホン:85mAh (Typical) 充電ケース:270mAh |
バッテリー寿命2 | イヤホン単体 8時間 充電ケース込み 最大24時間 |
イヤホン単体 11時間 充電ケース込み 最大22時間 |
充電時間 | 10 分の充電で1時間の音楽再生 | 3分の充電で1時間の音楽再生 |
充電ケースの充電コネクタ | USB-C | USB-C |
コントロール | タッチ、タップ、スワイプ、音声 | タップ |
互換性 | Windows 10 以降、Android 4.4、iOS 9 | Galaxy、その他のAndroid:Android 5.0以上&RAM 1.5GB以上 |
接続性 | Bluetooth 4.1/4.2 | Bluetooth v5.0 対応Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HFP |
オーディオ コーデック | SBC 、 aptX | AAC、SBC、Scalable Codec(Samsung独自) |
防水規格 | IPX4 | - |
センサー | - | 加速度センサー、ホールセンサー、近接センサー |
主な同梱物 | Surface Earbuds 2 個、充電ケース シリコン イヤーチップ(サイズ S/M/L)2個 x 3 UUSB-C™ to USB-A ケーブル クイックスタートガイド 安全性および保証に関するドキュメント |
イヤホン本体(L/R) ウィングチップ(3セット) イヤーチップ(3セット) 充電ケース USB Type Cケーブル クイックスタートガイド 保証書 |
その他 | Office 365の連携 | AKGチューニングサウンド アンビエントサウンドモード(外音取り込み) ワイヤレス充電(Qi) |
オープン価格 | ¥23,980 (税込) | ¥18,912(税込) |
Surface Earbudsのメリット
- 充電ケース込みの最大バッテリー寿命が、Galaxy Buds+より3時間長い
- 防水規格IPX4がある
- Office 365との連携が可能
Galaxy Buds+のメリット
- イヤホン単体のバッテリー寿命が、Surface Earbudsより2時間長い
- ドライバがダイナミック型のデュアルドライバーで音質が良い
- カラーバリエーションが豊富
- アンビエントサウンドモード(外音取り込み)が使える
買うならどっちのBuds?
「Surface Earbuds」と「Galaxy Buds+」ともに2020年発売の完全ワイヤレスイヤホンで見た目や性能も良く似ているが、上述の比較通り対象としているターゲットは大きく異なると感じる。
PCとの連携操作が特徴であるSurface Earbudsに対して、スマホメーカーならではの日常生活の一部として使いやすいGalaxy Buds+といった感じだろうか。
とはいうもののSurface Earbudsを普段使い用にすることやGalaxy Buds+をPCの音楽再生用として使うことも全く問題ない。
最終的にはそれぞれにしかない特徴的な機能(Surface EarbudsのOffice 365連携操作、Galaxy Buds+のアンビエントサウンドモード、等)に魅力を感じるのであれば、それを選択することになるだろうと思う。