【Amazon EchoとGoogle Home】どっちにすべき?両方使った私の結論=アマゾンエコー
アマゾンエコーやグーグルホームなどのスマートスピーカー(スマートディスプレイ)って、とりあえず置いておくだけで、なんとなく近未来感のある生活になった気がします。さらにはスマートリモコンや家電に接続することで、声だけで家電の操作ができたりと、とにかく便利で一度使いだすと手放せなくなる便利ガジェットのひとつ。
そんなスマートスピーカーの中でも、評判の良いGoogle HomeとAmazon Echoのふたつがあり、初めて買うならどちらを選ぶべきか悩んでしまいます。
特に強いこだわりがある人でない限り、調べたり比較したりしてみても、この二種類で機能的には大差がないのが事実。
難しいことをしないのなら、一体どっちを選んだらいいんだろう?
そんなひとに私が強くおすすめしたいのは、Amazon Echoになります!
この記事では、Google HomeとAmazon Echoの両方を1年間使い続けた私が、なぜAmazon Echoの方がおすすめできるのかについて、紹介していきます!
それぞれのスマートスピーカーの簡単な比較と使い勝手の違いなんかを紹介した上で、最後の方でなぜAmazon Echoの方がおすすめできるのかについて説明します。
両方とも優秀で便利なスマートスピーカーで、できることと言えば、ほとんど変わらないのが正直なところ。
なんですが、実際に普段の生活で使っている中で、どうしてもGoogle Homeが使いづらいと感じた不満点について、お伝えします!
と、今日はそんなお話!
Amazon EchoとGoogle Homeを実際に使ってみた感想
Google HomeとAmazon Echoをそれぞれ1年間使い続けた感想をまとめるために、次の3つの要素で切り分けて評価していきます。
- デバイスとしてできる機能
- 音楽やニュースが聞ける、アラームやキッチンタイマーが使えるといった基本的な機能。
- それ以外にも外部アプリやサービスとの連携によって拡張できる機能。
- AIアシスタントの優秀さ
- Amazon Echoなら「アレクサ」、Google Homeなら「Googleアシスタント」といったAIの頭の良さ。
- 話しかけに対する認識度や回答精度など。
- ユーザビリティ
- 端末の実際の使いやすさ全般のこと。
- デバイスの種類(モニタの有無、スピーカーの性能)、操作性などの「使い勝手」。
これら3つのバランスが良いことが、スマートスピーカーに求められます。
では、これら3つの要素を軸に、Amazon EchoとGoogle Homeを比較してみます。
デバイスとしての機能=両社互角
まずは両社スマートスピーカーの違いを簡単にそれぞれの機能比較でまとめてみます。
機能 | Google Home | Amazon Echo |
---|---|---|
音楽/ラジオ/ニュース | YouTube Music Spotify au うたぱす Pandora | Amazon Music Apple Music AWA Spotify dヒッツ au うたぱす |
天気予報 | 〇 | 〇 |
アラーム/タイマー | 〇 | 〇 |
スケジュール | Google Microsoft Apple | |
テレビ連携 | Chromecast | FireTV |
本の読み上げ | 〇 | 〇 |
ショッピング | × | Amazon ショッピング |
経路案内 | 〇 | × |
家電の操作 | 〇 | 〇 |
電話/メッセージ | 〇 | 〇 |
デバイスを探す | 〇 | 〇 |
IFTTT対応 | 〇 | 〇 |
スマートホーム | 〇 | 〇 |
対応アプリ | 300種類以上 | 1000種類以上 |
両者とも、基本的に使える機能はほぼ互角で一長一短。天気予報やアラーム、家電の操作やスマートホームにはどちらも対応しています。
違いといえば、それぞれの連携しているサービスが、Amazon EchoではAmazonやApple寄りのアプリ群、Google HomeではGoogle寄りのアプリ群という感じ。
また両者ともに、IFTTT(イフト)という各種サービスやアプリ間の連携を実現できるWebサービスに対応しているので、今後いろいろ活用の幅が広がりそうです。
それぞれ「できること、できないこと」「対応しているアプリ、対応していないアプリ」があるので、この辺りは自分が良く使うサービス次第といったところでしょう。
AIアシスタントの賢さ=Googleが有利
スマートスピーカーへの話しかけ言葉の認識度や回答精度においては、Googleアシスタントの方が優秀でした!少し複雑な同じ質問をしても、Googleアシスタントではきちんと認識してくれて、こちらが期待する回答を得られた割合が高かったです。
こちらは少し前の記事になりますが、各種AIに対して実際にIQテストを行った結果、Googleアシスタントの方が優秀だったという結果が出ていました。
じゃあ、Amazon Echoはダメだったかと言えば、決してそういうわけでもなく、簡単な問いかけであれば問題なく回答してくれました。少し複雑になると、「すみません、分かりません」と返される場面が多かったです。
とはいえ、Googleアシスタントでも完璧ということはなく、いつまでたっても認識、回答してくれない質問もあったので、質問内容によっては不得意なものもありそうでした。
そもそもAIの性能というのは、「どんどん学習して進化できる」ことが真骨頂。この認識性能や回答精度についても、益々改善することが期待できます。
よって、あくまでも現時点で両者を比べると、Googleアシスタントの方が優秀だったということ!
ユーザビリティ=Amazon Echoの方が簡単に使える
デバイスの実際の使いやすさについてですが、まず伝えておきたいこととしては、ディスプレイ有りのモデルの方が圧倒的に使いやすいです。
というのも、私が購入したのは、ディスプレイ無しのGoogle Homeとディスプレイ有りのEcho Showの2機種。Google Homeでは基本的に接続したスマホの画面内からの設定を行うのに対して、Echo Showではディスプレイからセットアップを行うことができるので非常にラクです。
また、質問に対する回答を聞き逃したとしても、ディスプレイに表示してくれるので、再度聞き直し足りする必要がないです。
Googleの方にも、Nest Hubというディスプレイ付きモデルもあるので、そちらを選べばどちらも遜色なかったかもしれませんが、スマートスピーカーとはいえディスプレイはあった方が絶対便利です!
Amazon Echoには、画面サイズ違いでいくつか種類が展開されているのも魅力のひとつ。リビングなどの設置場所に合わせて選びやすいのもポイントが高いです。
今回は比較対象が良くなかったですが、設置場所が許せるのであればディスプレイ有りのモデルがおすすめ!ということです。
Google HomeとAmazon Echoの使いやすさの「大きな壁」
デバイスの実際に使いやすさであるユーザビリティについては、デバイスの種類やユーザーの使い方次第で変わってくるものがあります。
ですが、ここで、あなたが日本人である限りGoogle Homeが非常に使いづらいと感じるであろう不満点を伝えていきます。むしろ、この内容がこの記事の本題で、一番伝えたかったこと!
【結論】たったひとつの理由でAmazon Echoの方が使いやすい
Google HomeとAmazon Echoを1年間使ってきましたが、性能面と機能面ともに優秀でした。なので、このふたつから選ぶのであれば、基本は自分が良く使うサービスを中心に選べばよいかと思います。
と、簡単に結論づけるのはまだ早いです!
これだけで決めるのであれば、個人的にはGoogleサービスの方が多く利用しているので、Google Homeを選ぶところなのですが、次に述べる「たったひとつの理由」で、私はAmazon Echoを使い続けることにしました。
この「たったひとつの理由」だけは、1年使い続けても慣れることはできませんでした。
「オッケー、グーグル!」発音しにくい問題
Googleサービスの利用が多いからGoogle Homeを使いたい気持ちを相殺してでも、Google Homeが使いにくいと感じた不満点。
それは、Google Homeに話しかけるとき、
Google Homeに話しかけるとき、「オッケー、グーグル!」が発音しにくすぎる!
ということ。
このようなスマートスピーカーに話しかけるセリフのことをウェイクワードと呼びますが、Google HomeとAmazon Echoではそれぞれ以下の通り。
- Google Home
-
「オッケー、グーグル!、・・・・して!」
- Amazon Echo
-
「アレクサ!、・・・・して!」
Google Homeのウェイクワードがものすごく使い辛いと感じて、それは1年使い続けても慣れることはありませんでした。
「いやいや、そんなこと?」って思われるかもしれませんが、実際に5回ずつ発声してみてください。
対して、Amazon Echoの場合は、
ほら、圧倒的に楽でしょ?
日本人である限り、アレクサの方が圧倒的に発音しやすいわけです。
普段からそんなに使わない人やそもそも英語ネイティブな人であれば、あんまり気にならないかもしれませんが、毎日頻繁に家電の操作などにも使っている場合、
- 「オッケー、グーグル!明日の天気は?」
- 「オッケー、グーグル!リビングの電気をつけて!」
- 「オッケー、グーグル!テレビのチャンネルを6にして!」
なんていう簡単な話しかけも、Google Homeだと発音するのが面倒になり、結局スマホやリモコンから操作した方が早いと感じてしまいます。
- 「アレクサ!明日の天気は?」
- 「アレクサ!リビングの電気をつけて!」
- 「アレクサ!テレビのチャンネルを6にして!」
その点Amazon Echoだと、本当に近くにいる便利な友人に話しかけるように操作できるので、どんな些細なことでも「気軽に使ってみよう」という気にさせてくれます。
実際の使いやすさであるユーザビリティの観点から、Amazon echoの方がストレスなく使えるデバイスだと言えます。
ウェイクワードを変更する方法はあるの?
じゃあ、スマートスピーカーのウェイクワードを変更できるかと言えば、できるにはできます!
両スピーカーともに、現時点ではユーザー任意のウェイクワードを変更する方法はありませんが、それぞれ用意されたウェイクワードの中からを選ぶことで変更することができます。
- 「オッケー、グーグル!」
- 「ヘイ、グーグル!」
- 「アレクサ!」
- 「アマゾン!」
- 「エコー!」
- 「コンピューター!」
変更できるとはいえ、「オッケー」が「ヘイ」になる程度で、結局は使いづらいGoogle Home…。
Amazon Echoの方は色々選べますが、私が実際に試したところ、標準の「アレクサ!」が一番使いやすかったです。
まとめ
以上、この記事では、Google HomeとAmazon Echoの使い勝手の違いを1年間使い続けてきた感想を踏まえてまとめてきました。そして、あなたが日本人である限り、Amazon Echoを選ぶべき理由についてもお伝えしました。
機能や性能を比べてみても両者ともに優秀であることには違いはないんですが、毎日使うことを考えれば、使いやすいユーザビリティを重視すべきかもしれません。
今後のアップデート次第では大幅に改善されるかもしれないんですが、現状はAmazon Echoを選ぶ方が幸せになれると、そんな気がします。