4年間使い続けたGalaxy Watchの不満点を暴露します【おすすめできない人】
これまで歴代のGalaxy Watchをメインスマートウォッチとして長年愛用してきました。
Galaxy Watchシリーズは、Androidユーザー(特にGalaxyスマホユーザー)にとって最適なスマートウォッチのひとつであり、しばらく愛用してきました。
かなり気に入って使っているGalaxy Watchではありますが、実は完璧とは言えない不満点も多々あるのです。
そこでこの記事では、これまで4年間 Galaxy Watchシリーズを使い続けてきた中で感じた Galaxy Watchの不満点を暴露します。
これからGalaxy Watchの購入を検討している人にとって事前に知っておいたほうがいいよ!的なことを長年Galaxy Watchを使い続けてきた私の本音をお伝えします。
そして今後 Galaxy様に更なるアップデートを心より期待して、この記事をまとめていきますよ、と。
今日はそんなお話!
最新のGalaxy Watch 5 Proを購入しました。不満点が大きく改善されていて、引き続きGalaxy Watchを使い続けることにします!
Galaxy Watch 5 Proのレビューはこちら!
Galaxy Watchを使い続けてきて感じた不満点
不満点の前に、まず私のGalaxy Watchの使用用途や設定を前提とします。
これまでいろいろな設定を試してきましたが、自分の使い勝手を考えた上で、このような使用方法に行き着きました。
- 365日毎日Galaxy Watchを装着している
- アラームとして寝ている間も装着するため、充電できる時間は毎日帰宅後~就寝前までの数時間
- Always On Displayで時計表示は常時ON
- ヘルスケア機能の自動測定は全てOFF
- ディスプレイ明るさは自動調整ON
- Bluetooth ON、Wi-Fi OFF、NFC OFF
- アプリは、毎日10回程度各数秒間
- 受信する通知は、1日20~30通程度(返信はスマホで行う)
- ヘルスケア・アクティビティ的な使用は皆無
それを踏まえた上で、私がGalaxy Watchに持つ不満点を述べていきます。
バッテリー駆動時間が短い
同程度の他社スマートウォッチと比べても、Galaxy Watchシリーズのバッテリー駆動時間は短いです。これが一番の不満点。
どれくらい短いかというと、私の使い方だと1日半といったところ。1泊2日の旅行やキャンプでも、帰り際になったらバッテリーが厳しくなる感覚はストレスです。
特に色々アプリを使ったり、難しいことはさせていません。ただ単に常に時計を表示させて、スマホの通知を表示させて、たまに時計の基本機能を使う程度なのに、1日半しかバッテリーが持たないのは全然少ない。
通知なしの睡眠中で1時間当たり平均1%、活動中で平均2.6%、ウォッチの操作をしていると平均3.8%くらいの消費でした。
節電モードにすると延命はできますが、時計表示が見にくくなったり、通知の受信が制限されるので、NG。
あとディスプレイの常時点灯がONにしていることで、かなりバッテリーを消費していることは理解していますが、腕を持ち上げないと時間が見れないのは不便すぎ。
Gear S3からGalaxy Watch 4まで使い続けてきて、機種によっては良くなったり悪くなったりしてきましたが、大差はありません。
おまけにGalaxy Watch 4以降は、より自由にアプリを追加できるWear OSを搭載。これがまたパワーハングリーなわけで、私のようにスマートウォッチで色々な機能を使わなければ、これは改悪でした。Tizenのほうがマシです。
最低でも2日は余裕で、欲を言えば7日間以上は駆動できるバッテリーは必要かと思っており、充電タイミングは少ないに越したことはありません。
今となっては、がっつり使っても7日間以上バッテリーが持つスマートウォッチも少なくないため、豊富なアプリを追加できるWear OSに魅力を感じないのであれば、正直 Galaxy Watchのバッテリーは優秀だとは言えないのが現状。
qiワイヤレス充電に非対応
Galaxy Watchシリーズは、ワイヤレス充電に対応していますが、qi規格のワイヤレス充電には対応していません。
Galaxy Gear S3の頃からワイヤレス充電できることは評価していたものの、ずっと言い続けてきたqi規格には未だ対応せず、今後も対応しそうにない。
Galaxy Watchでワイヤレス充電をするためには、純正の対応ワイヤレス充電器を使うか、Galaxyスマホのワイヤレスパワーシェア機能を使う必要があります。
バッテリーの駆動時間が少ないこともあり、外出先で充電したいとなると、別途充電器を用意する必要がでてきます。Galaxyスマホのパワーシェアを使うこともできますが、安定性が悪く、気づいたらズレていて充電できていなかった経験も過去に多々。
調べたところ、Galaxy Watch 3で使われているワイヤレス充電基板のIDT P9222S(ルネサス製)のベースは、ワイヤレスレシーバーとしてQi規格公認とされているようですが、語尾にSが付いているのにはSamsungがなにかしらのカスタムを加えている可能性が考えられます。
マーケット的な戦略なのかは知りませんが、一般的なqi充電機でも充電できるようにしてくれたら、必要なアクセサリを統一できるんですがね。
専用コネクタや接点充電するスマートウォッチに比べると、電気接点の劣化がないのでワイヤレス充電はありがたいことなんですが、一般的なqi充電機でも充電できるようにしてくれた方が便利なのは間違いないです。
充電時間が遅い
ワイヤレス充電が遅いことも、Galaxy Watchの残念ポイント。
Galaxy Watch 4 Classicの場合、ワイヤレス充電は最大5W。私の個体の場合、ほぼ0%の状態から満充電まで2時間ほどかかっています。
ただでさえ持たないバッテリーに、充電時間が遅いとなると、とにかく充電することに意識して使わざるを得ません。
Wear OSでウォッチフェイス文字盤の種類が減った【→訂正します。かなり多いです!】
Galaxy Watch 4以降は、プラットフォームがWear OSに変わっており、そのウォッチフェイスの種類が以前と比べて少ない。
Galaxy Wearableアプリからウォッチフェイスのダウンロードができますが、アプリのUIが使いにくくなったこともあり、ウォッチフェイスが探しにくくなったと感じます。
そして、前ユーザーからするとTizen OSで購入したウォッチフェイスの資産は、Wear OSでは使えなくなっています。そして、同じようなものを探そうとしてもほぼ見つからないのが現状。
主観的な意見ですが、Tizen OSのほうがおしゃれなデザインが多かったようで、どのウォッチフェイスにするかいつも悩んでました。Wear OSになってからは、無難なウォッチフェイスを消去法で選ぶことが増えました。なんかしっくりくるのがありません。
今後益々増えてくるとは思いますが、旧Tizen OS搭載のGalaxy Watchのほうが好きなウォッチフェイスが多いこともあるかもしれません。
ウォッチフェイスが少ないと思っていましたが、Galaxy純正アプリの「Galaxy Wearable」から探すと確かに少ないのですが、GoogleのPlayストアから直接探すと、かなり選択肢が広がりました!
日本国内で制限されている機能がある
Galaxy Watchに限った話ではないんですが、海外メーカーのスマートウォッチだとヘルスケア機能の一部が日本国内で使えないことが多い。
これは各国で健康管理に関する機器の取扱規約が異なるため、自国で開発した製品の機能でも、輸出先の地域では認可がとれていないので販売できない。認可取得のためには時間もお金も必要。だったら、その機能を制限することでなんとか販売するしかない。と、いった感じなんでしょう。
機能が削除されたわけではなく、地域によって制限されていることなので、無理矢理使う裏技も存在しますが、あくまで非公式。
昨今の情勢やニーズからも健康分野の関心は高く、高性能で多機能を売りのスマートウォッチは増えてますが、その目玉機能を制限された状態で国内発売されたとしても魅力は半減。
Galaxy Watchの目玉機能でもある最新・高性能なヘルスケア機能を完全に使えるなら、高い価格設定でも納得できますが、そんな機能制限製品を海外と同じ価格で販売されても、正直あまり買いたいという気が起きない。
製品の更なる進化と共に、同じ製品ならどの地域でも同じ機能を使えるように各地域の認可取得の努力を、メーカー側に期待したいです。
各メーカーに日本という市場にもっと注力してもらうためにも、もっと我々消費者がデバイスを使って話題性を増やしていくことが大事なんじゃないかなと、いちガジェットブロガーとして考えてます。
それでもGalaxy Watchを4年間使い続けてきた理由
私史上初めてのスマートウォッチであったGalaxy Gear S3を使い始めた4年前は、スマートウォッチ自体まだまだ普及しておらず、他にまだ魅力的な選択肢がなかったこと、またGalaxyスマホを愛用していたこともあり、Galaxy WatchこそがAndroidユーザーの最適なスマートウォッチだと信じていました。
実際に今日も、Galaxy Watchシリーズは評判も良く、非常に多くのスマートウォッチ愛好家たちからも支持されているハイエンドスマートウォッチです。
- 高性能なハードウェアとソフトウェアで安定した操作感
- カスタム性が高く、多くのアプリを入れられる
- Galaxyスマホとの連携度が高い
- IP68防塵にMIL規格と、強固な耐久性能
- ヘルスケアマネジメント機能が豊富
- LINEへの返信ができる
- 高解像度の画面で豊富なウォッチフェイスが選べる
- 専売特許の物理回転ベゼルが病みつき(一部モデル)
- ワイヤレス充電でケーブルの接続がいらない
- シンプルな丸型時計デザインで普段使いもしやすい
- サードパーティ製のアクセサリも豊富
挙げ出したらキリがないほどに、Galaxy Watchは優秀なスマートウォッチ!
シンプルな丸型時計デザインはどんな場面でも使いやすく、時計としてのデザイン性も高いので、普段の生活を便利にしてくれるだけでなく、ファッションとしてもおしゃれなスマートウォッチです。
これまでに幾度と別のスマートウォッチへの乗換を検討しましたが、なんやかんやでGalaxy Watchが使いやすいんです。
しっくりくるんです!
個人的に、今現在、日常的に使っている機能といえば、
- 仕事で多用するストップウォッチとタイマー機能
- 毎日起こしてくれる目覚ましアラーム
- 極まれに、電卓、ナビゲーションアプリ
と、この程度だけになっており、ほぼスマホのサブディスプレイとしてのスマートウォッチが私の使い方。
最初は魅力的だと感じていたヘルスケア機能についても、思い返せばほぼ使ったことはない。色々試して追加してみたアプリも使ったことは数えるほどしかない感じ。
他のユーザーからするとあまりスマートウォッチ的な活用ができていないのですが、大型スマホを毎回ポケットから出さなくても「腕時計でスマホ通知をタイムリーに確認できる」というのがスマートウォッチの一番のメリットだと個人的に考えています。
そんな単純な用途のためなんですが、
画面の美しさ・安定の操作感・安心の耐久性を考えると、なんやかんやでGalaxy Watchが使いやすいんです。
不満点も確かにありますが、こんな理由で今日までGalaxy Watchを愛用してきました。
Galaxy Watchシリーズは、開発歴史も長く基本性能が高いスマートウォッチなので、とりあえずこれを買えば間違いない安定の1本。
特に明確な目的はなく、とりあえず初めてスマートウォッチを買いたい人やこれから健康管理をしていきたい人にはGalaxy Watchをおススメ!
まとめ:Galaxy Watchシリーズの不満まとめ
以上、私が4年間使い続けてきたGalaxy Watchシリーズに対する不満点を挙げてきました。
繰り返し言うように、スマートウォッチはユーザーの使い方によって便利さが異なってくるので、使いやすさは人それぞれですが、こういう人はGalaxy Watchには向いていないんじゃないかと思います。
- バッテリーが命!毎日スマートウォッチを充電するのは嫌な人
- スマートウォッチをヘルスケアや運動管理として活用することを考えていない人
- Galaxy Watchのデザインが嫌いな人、iPhoneユーザーの人
ただ、それとは逆に、Galaxy Watchの特徴が魅力的に感じる人にとっては、間違いなくオススメできるスマートウォッチです!
長く使ってみて分かったこと、
「画面の美しさ・安定の操作感・安心の耐久性」
これがGalaxy Watchが使いやすい理由です。
- とにかく安定・安心の操作感で、ハイエンドなスマートウォッチを使いたい!
- Wear OSでもっといろんなアプリをスマートウォッチで使ってみたい!
- ヘルスケアや運動管理でスマートウォッチを活用したい!
- 高い耐久性とシンプルなデザインのスマートウォッチが欲しい!
- Galaxyスマホと相性の良いスマートウォッチが欲しい!
もしGalaxy Watchが気になる人は、過去のレビュー記事をご参考ください。
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