ガジェットの活用術
【Amazon EchoとGoogle Home】どっちにすべき?両方使った私の結論

スマートスピーカーは、ユーザーの音声操作によってAIアシスタントがインターネットを介して様々なお手伝いをしてくれる、いわば生活のコンサルジュ的な存在ですよね。
スピーカーに話しかけるだけで、
- 音楽やニュースを再生
- インターネットでお天気や情報を検索
- スマートリモコンとの組み合わせで家電を操作
などなど、特に手をふさがっている時やいちいちリモコンを操作することが面倒なときに、声だけで指示を出すことができます。

その中でも評判の良いスマートスピーカーが、「Google Home」と「Amazon Echo」。
どっちとも優秀なスマートスピーカーで、基本的にはどちらを選んでも活躍してくれるのには違いないです。
じゃあ、どっちを選ぶべきなんでしょう?
私は最初、Google Homeを使ってから、Amazon Echoを追加で購入しました。
それぞれ1年ほど使ってみた結果、両方とも優秀なスマートスピーカーでありながら、圧倒的に越えられない壁を感じました。
結論を言えば、
私がおすすめするのは、Amazon Echoになります。
今回は、Google HomeとAmazon Echoの両方を1年間使ってきた私なりに、それぞれの比較と感想、そしてGoogle HomeがAmazon Echoを越えられない壁について、お伝えしたいと思います。
Amazon EchoとGoogle Homeの基本比較
機能比較
まずは簡単にそれぞれの機能比較をまとめてみます。
Amazon EchoとGoogle Homeの機能比較 | ||
Google Home | Amazon Echo | |
音楽、ラジオ、ニュース | YouTube Music Spotify auうたぱす Pandora |
Amazon Music Apple Music AWA Spotify dヒッツ auうたぱす |
天気予報 | 〇 | 〇 |
アラーム、タイマー | 〇 | 〇 |
スケジュール | Google Microsoft Apple |
|
テレビ連携 | Chromecast | × |
本の読み上げ | 〇 | 〇 |
ショッピング | × | Amazonショッピング |
経路案内 | 〇 | × |
家電の操作 | 〇 | 〇 |
電話・メッセージ | 〇 | 〇 |
デバイスを探す | 〇 | 〇 |
IFTTT対応 | 〇 | 〇 |
スマートホーム | 〇 | 〇 |
対応アプリ | 300種以上 | 1000種以上 |
両者とも、基本的に使える機能はほぼ互角といっていいでしょう。
違いといえば、それぞれの連携しているサービスが、Amazon EchoではAmazonやApple寄りのアプリ群、Google HomeではGoogle寄りのアプリ群となっています。
また両者ともに、IFTTT(イフト)という各種サービスやアプリ間の連携を実現できるWebサービスに対応しているので、今後いろいろ活用の幅が広がりそうです。
それぞれ「できること、できないこと」「対応しているアプリ、対応していないアプリ」があるので、自分が良く使うサービス次第といったところでしょう。
スマートスピーカーの性能比較

Google HomeやAmazon Echoのようなスマートスピーカーの評価は、次の3つの要素で決まると思います。
- デバイスとしてできる機能
- 音楽やニュースが聞ける、アラームやキッチンタイマーが使えるといった基本的な機能。
- それ以外にも外部アプリやサービスとの連携によって拡張できる機能。
- AIアシスタントの優秀さ
- Amazon Echoなら「アレクサ」、Google Homeなら「Googleアシスタント」といったAIの頭の良さ。
- 話しかけに対する認識度や回答精度など。
- ユーザビリティ
- 端末の実際の使いやすさ全般のこと。
- デバイスの搭載機能に影響してくるが、モニタの有無、スピーカーの性能、操作性などの「使い勝手」。
これら3つのバランスが良いことが、スマートスピーカーに求められます。
では、これら3つの要素を軸に、Amazon EchoとGoogle Homeを比較してみます。
Amazon EchoとGoogle Homeを実際に使ってみた感想
Googleアシスタントの方が賢い

まず言えるのは、スマートスピーカーへの話しかけ言葉の認識度、回答精度については、はっきり言ってGoogleアシスタントの方が優秀でした。
こちらは少し前の記事になりますが、各種AIに対して実際にIQテストを行った結果、Googleアシスタントの方が優秀だったという結果が出ていました。
両方のスマートスピーカーに対して、少し複雑な質問をしてもきちんと認識してくれて、こちらが期待する回答を得られた割合も、Googleアシスタントの方が高かったです。
とはいえ、Googleアシスタントでも完璧ということはなく、いつまでたっても認識・回答してくれない質問もありました。
AIの性能というのは、「どんどん学習して進化できる」ことが真骨頂。
よって、あくまでも現時点で両者を比べると、Googleアシスタントの方が優秀だったということです。
Amazon Echoの方が簡単に使える

始めてスマートスピーカーを使う方にとって、最初の難関はそのセットアップだと思います。
スマホと同期させたり、Wi-Fiにつないだり、家電につないだりと、ガジェット設定に慣れていなければ少し手こずるかもしれません。
今回私は、
- Google Home(画面なし)
- Amazon Echo Spot(画面あり)
の二機種で比較したわけですが、設定についてはAmazon Echoの方が圧倒的に簡単でした。
Google Homeの端末には液晶画面がないため、最初のセットアップが煩わしく感じました。
設定自体はそこまで難しくないのですが、スマホのHomeアプリ上でルームを作成し、その中にデバイスを設定するなど、ちょっと分かりづらかったです。
また、スマホから同期の操作を行うわけですが、Google Homeからは音声でしかその設定が分からないので、途中聞き逃したり、何を言っているのか分からなかったりすることがありました。
一方でAmazon Echoは、Amazon Alexaアプリからの設定をAmazon Echoの画面を見ながらひとつひとつ確認できるので、比較的簡単に設定ができました。
それ以外にも、質問や話しかけに対する回答も、画面に表示してくれるのは非常に便利。

スマートスピーカーとはいえ、やっぱり画面があれば使い勝手は非常に良くなります。
「もはやスピーカーではなく、スマートディスプレイじゃん!」と突っ込まれそうな気もしますが、それほど画面って重要な気がします。
なので置き場所さえ問題なければ、画面ありのGoogle nest HubやGoogle nest Hub Maxの方をおすすめします。
Google HomeもAmazon Echoも優越つけ難い
Google HomeとAmazon Echoを1年間使ってきましたが、性能面と機能面ともに優秀でした。
なので、このふたつから選ぶのであれば、基本は自分が良く使うサービスを中心に選べばよいかと思います。
と、簡単に結論づけるのはまだ早いです!
これだけで決めるのであれば、個人的にはGoogleサービスの方が多く利用しているので、Google Homeを選ぶところなのですが、次に述べる「たったひとつの理由」で、私はAmazon Echoを使い続けることにしました。
この「たったひとつの理由」だけは、1年使い続けても慣れることはできませんでした。
【結論】たったひとつの理由でAmazon Echoの方が使いやすい
ウェイクワードは超大事、一番大事!

どちらかと言えば、私はGoogleサービスの利用の方が多いので、素直にGoogle Homeを使い続けるべきなのでしょうが、「たったひとつの理由」でAmazon Echoを使い続けることにしました。
その理由は、
ウェイクワードがAmazon Echoの方が圧倒的に楽だった!
からです。
ウェイクワードは、それぞれ、
- Google Home ⇒ オッケー、グーグル
- Amazon Echo ⇒ アレクサ
になるのですが、Google Homeの「オッケー、グーグル」の発声が慣れない!!

「いやいや、そんなこと?」って思われるかもしれませんが、実際に5回ずつ発声してみてください。
では、Amazon Echoの場合はどうでしょう?
ほら、圧倒的に楽でしょ?
日本人である限り、アレクサの方が発音しやすいわけです。

毎日そんなに使わない方や活舌の良い方であれば、そこまで苦にならないことかもしれませんが、私にとっては
オッケー、グーグル。今何時?
オッケー、グーグル。明日の天気は?
オッケー、グーグル。10分後に起こして!
なんて簡単なお願いも、発音するのが面倒になり、結局スマホで操作した方が早いわ!となってしまいました。
アレクサ、今何時?
アレクサ、明日の天気は?
アレクサ、10分後に起こして!
その点Amazon Echoだと、本当に近くにいる友人に話しかけるような感覚で話しかけることができるので、どんな些細なことでも「気軽に使ってみよう」という気にさせてくれます。
その結果、私がストレスなく使えるスマートスピーカーはAmazon Echoとなったわけです。
ウェイクワードを変更する方法はあるの?
じゃあ、スマートスピーカーのウェイクワードを変更できるかと言えば、できます。
両スピーカーともに、現時点ではユーザー任意のウェイクワードを変更する方法はありませんが、それぞれ用意されたウェイクワードの中からを選ぶことで変更することができます。
- 「オッケー、グーグル!」
- 「ヘイ、グーグル!」
- 「アレクサ!」
- 「アマゾン!」
- 「エコー!」
- 「コンピューター!」
「ヘイ、グーグル!」は「オッケー、グーグル!」より多少は発音しやすいでしょうが、結局は使いにくい!
Amazon Echoの方は色々選べますが、私が実際に試したところ、「アレクサ!」が一番使いやすかったです。
まとめ

初めてスマートスピーカーを買うときに、まず候補にあがるのがGoogle HomeとAmazon Echo。
機能や性能を比べてみても両者ともに優秀なスマートスピーカーで、基本的には自分が使うサービス次第で選んでいいと思います。
それでも、どっちにしようか悩んでしまうのなら、両方とも1年使ってきた私のおすすめは、気軽に使えるAmazon Echoになります。
アレクサ、今何時?
アレクサ、明日の天気は?
アレクサ、リビングの電気を消して!
アレクサ、おやすみ!
今ではすっかり、我が家の一員になりました。
では、またぁ!
コメント