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スマートグラスの種類を整理。いま気になる5分類と、できること・向いている用途まとめ

スマートグラスの種類を整理。いま気になる5分類と、できること・向いている用途まとめ

最近流行りのスマートグラスを調べているのですが、とにかく種類が多い。
しかも、どれも同じように見えて、できることはかなり違うみたいです。

音声中心のものもあれば、視界に文字を出すものもある。
カメラ付きもあれば、あえてカメラを外しているものもある。

ということで今回は、

  • いまのスマートグラスにはどういう種類があるのか
  • 何ができるのか
  • どんな使い方に向いているのか
  • 代表的な機種には何があるのか

このあたりを、自分なりにシンプルに整理してみました。

なお、今回は、普段使い寄りの眼鏡をスマートグラスとして整理します。
音楽再生や通話が主目的のオーディオグラスや、画面投影が主目的のAR/XRグラスなど、いわゆるエンタメ系は便宜上除外しています。

目次

スマートグラスは、ざっくり5種類に分かれる

現在のスマートグラスは、搭載ハードウェアの違いから、次の5分類で見ると分かりやすいです。

1.音声型マイク+スピーカー
2.表示特化型画面+マイク
3.表示+音声型画面+マイク+スピーカー
4.フル装備型画面+マイク+スピーカー+カメラ
5.音声+カメラ型マイク+スピーカー+カメラ

大事なのは、ハードが増えるほど何でも良くなるわけではないこと。
便利さが増える一方で、重量、バッテリー、使える場所の制限も増えていきます。

1.音声型:できることは絞られるが、いちばんシンプルで気軽

まずは音声型
構成はシンプルで、マイクとスピーカーだけです。

できることは、たとえばこんな感じです。

  • 通知を聞く
  • 通話する
  • 音楽を聴く
  • 音声アシスタントと会話する

スマートグラスというより、メガネ型の音声デバイスに近い印象かもしれません。

できること自体限られてはいますが、シンプルだからこそ、普段の日常に最も馴染みやすい、そこが大きなメリットでもあります。

向いているのは、日常生活の「ながら使い」で、スマホを出すまでもない単純なタスクを行うにはちょうど良い。
一方で、翻訳を視界に出したいとか、会議中に情報を読みたいといった用途には向きません。

このジャンルは選択肢が多いわりに、これといった代表例が存在しないことからも、市場的にはあまり注目されていないみたいです。

ちなみに、オーディオグラスの定番、Huawei Eyewear2もアップデートによって音声AIアシスタントを呼び出せるようになって、よりスマートグラスライクな使い方もできるようになりました。

2. 表示特化型:派手ではない。でも、仕事ではかなり強そう

(c)Even G2 (Even Realities)

次が表示特化型
構成は画面+マイクです。

このタイプの主役は音ではなく、視界に情報を出すこと
できることはかなり実用寄りです。

  • スマホの通知、リマインダー、カレンダーの表示
  • 翻訳、字幕表示
  • ナビ表示
  • メモ表示
  • テレプロンプター(カンペ機能)

要するに、視界の中の情報端末という感じ。スマホのサブ画面が視界の一部に表示される的な感覚でしょうか。

向いているのは、会議、商談、海外出張、会話補助
音を鳴らさず、カメラも載せず、必要な情報だけをそっと見せてくれる。
この割り切りは、音を出せない対面の場面だとかなり強そうです。

機能を絞っている分、軽量でバッテリーも長持ちしやすい
ただし、角度によってはレンズ内の映り込みで、スマートグラスだと気づかれやすくなる可能性もあります。

有名な代表機種はEven G2Even G1
機能を絞ったぶん、軽さと長時間駆動に定評があって、実用性が高いと注目されています。
特にEven G2は、Claude CodeやCodexといったAIコーディング連携や、Even Hubのような拡張性も話題。
これは個人的にもかなり気になっています。

3. 表示+音声型:実はかなり本命。仕事で使うなら、このあたりが気になる

(c)MemoMind One (MEMOMIND)

ここから一気に実用性が増してきます。
表示+音声型。つまり、画面+マイク+スピーカーです。

視界に情報を出せて、音でもやり取りできる。
見られる。聞ける。話せる。
でも、まだカメラはない。

この「カメラがない」というのが、思った以上に大きいです。

  • 機能はほしい
  • でも、カメラを向けられている圧は出したくない
  • 仕事でも使いたい

そう考えると、この立ち位置はかなり絶妙です。

できることは、表示特化型の機能に加えて、

  • 耳からの情報取得
  • 通話
  • 軽い音楽再生

などへ広がります。

スピーカーが加わることで使い方は広がりますが、そのぶん構造は複雑になって、重量やバッテリー駆動時間とのトレードオフが出てきやすいのも、この分類。

向いているのは、会議、営業、出張、リモートワーク、日常の情報確認
「スマートグラスを仕事でちゃんと使いたい」と考えたとき、最初に候補に上がりやすいのは、このタイプかもしれません。

代表機種としては、HallidayMemoMind Oneなど。
Even G2のような表示特化型に比べて、スピーカーがあるぶん、耳からも情報を受け取れる
この違いは地味に大きくて、個人的には日常使いの本命。

ただ、現時点では日本国内で気軽に試せるタイプではなさそうで、入手性まで含めるとまだ少し距離があるスマートグラスです。

4. フル装備型:夢がある。でも、制約も一気に増える

(c)Rokid スマートAIグラス(Rokid)

フル装備型。
画面+マイク+スピーカー+カメラ。つまり、全部載せです。

カメラが加わることで、スマートグラスの体験はまた別物になる。
写真や動画をハンズフリーで撮れるだけじゃない。自分が見ているものをその場で認識して、AIにそのまま聞けるようになる。

これまでは、気になった花や虫があれば、いちいちスマホを取り出して Google レンズで調べていた。
でもこのタイプなら、眼鏡をかけたままマイクに向かって「これはなに?」と聞くだけでいい。

それ以外にも、

  • 気になる建物があれば、その場で撮れる
  • 道に迷ったら、音声で聞ける
  • 外国語の言語や文字に対峙したとき、画面や音声を使って助けてくれる

この体験、かなり未来っぽい。
でも、しっかり実用的でもある。
いわゆる「スマートグラスらしさ」を一番濃く味わえるのは、たぶんここです。

その一方で、制約も増えます。

  • 価格は上がりやすい
  • 重量も増えやすい
  • バッテリー駆動時間ともトレードオフになりやすい
  • カメラがあることで使える場面は少し選びやすくなる

便利さは大きい。
でも、対面や公共の場では「撮られている圧」もどうしても出てきます。

向いているのは、旅行、出張、外国の人や物に接することが多い人はもちろん、多機能性重視の人、スマートグラス1本で何でもやりたい人
逆に「そこまで全部はいらない」と思うなら、ほかの分類を選ぶ方が使い勝手はいいかもしれません。

代表機種としては、Rokid スマートAIグラスINMO GO3など。
どちらも、表示・音声・カメラを一通り備え、翻訳、撮影、ナビ、AI認識までこなせる、「全部入り」を分かりやすく体現したスマートグラスです。

5. 音声+カメラ型:全部入りではない。でも、日常にはこっちが自然かも

(c)RAY-BAN META G2(RAY-BAN)

音声+カメラ型。
マイク+スピーカー+カメラ。

全部入りのフル装備型から画面表示機能を削っただけ、といえばそれまで。
でも、使う側の感覚としては、もう少し違っていて、全部入りを引き算したというより、日常で使いやすい方向に振り直したスマートグラス。そんな印象です。

表示がないことを弱点と感じる場面もあるはずですが、逆に言えば、画面がないからこその軽さと気軽さもあります。

向いているのは、旅行、散歩、子どもの撮影、Vlog、SNS、ライフログあたり。
仕事よりは、まず日常。
でも、その日常に入ったときの便利さはかなり強そうです。

もうひとつ、画面がないことの実用面でのメリットとしては、レンズの選択肢が比較的広いこともあります。
たとえば代表的な機種であるRay-Ban Meta Gen 2は、オンラインだけでなく、眼鏡店で度付きレンズをオーダーできる。
フレームやレンズの選択肢も多く、調光レンズまで選べるのはかなり魅力です。

さらに、カメラ性能やスピーカー性能もかなり優秀。
そこに音声でのAI対話機能まで載っているのだから、そりゃ人気が出るのも分かります。

ただし、フル装備型と同じく、カメラがある以上、使う場所や周囲の目はどうしても意識することになる
このあたりは、便利さと引き換えの制約として残ります。

購入前に確認したい注意点

スマートグラスを選ぶときは、次の2点を先に確認しておきたいです。

  • スマホ連携前提で、スマホのバッテリー消費にも影響しやすい
  • AI機能は、一部は追加課金が必要なことがある

スマートグラスのAI機能は便利そうに見えますが、多くの機種は単体で完結しているわけではありません。
処理をスマホ側やネットの先のサーバーに頼ることも多いため、使い方によってはスマホのバッテリー消費も気になります。

もうひとつ見落としやすいのが、AI機能の追加課金
スマートグラス本体さえ買えば、すべての機能をフルに使えると思っていましたが、実際はそうではない。
これは私自身、調べていて初めて気づいた盲点でした。

翻訳、要約、会議支援などの機能は、機種によってはサブスク加入や追加料金が必要になることがあります。
どこまでが標準機能なのか。何を使うには課金が必要なのか。
ここは、購入前に必ず確認しておきたいポイントです。

まとめ:スマートグラスは、足し算の進化と引き換えの制約で見ると分かりやすい

スマートグラスを見ていると、つい「全部入りが正義」に見えてきます。
でも実際には、ハードウェアが増えるたびに便利さが増す一方で、別の制約も増えていく。

スクロールできます
ハードウェア用途メリットデメリット代表機種例
マイクスピーカー画面カメラ
1.音声型日常のながら使い気軽でシンプル機能は限定的
2.表示特化型会議・翻訳・登壇軽くて長持ちレンズ制約があるEven G2
Even G1
3.表示+音声型仕事全般・会話補助バランスがいい重量と電池が悩ましいHalliday
MemoMind One
4.フル装備型旅行・出張・異国交流・多機能重視なんでもできる重い・高い・場所を選ぶRokid AIグラス
INMO GO3
5.音声+カメラ型日常・旅行・撮影用途日常で使いやすい使う場所を選ぶRay-Ban Meta Gen 2
  • 画面が入ると、表示は便利になるが、レンズ選択の自由度は下がる
  • スピーカーが入ると、使い方は広がるが、重量やバッテリーとのバランスが難しくなる
  • カメラが入ると、体験は大きく変わるが、使える場所は選びやすくなる

だからこそ、スマートグラス選びはスペック表の足し算だけでは決めにくい
何ができるかだけでなく、何を削っているか、何を我慢するかまで見たほうが、ずっと分かりやすい気がします。

個人的には、

  • 仕事で使うなら → 表示特化型、表示+音声型
  • 日常でまず試したいなら → 音声+カメラ型
  • 未来感を一番濃く味わいたいなら → フル装備型

そんな整理になりました。

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