水拭き抜群!タッチパネル操作が秀逸なNarwal Freoのロボット掃除機をレビュー

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いまやロボット掃除機は珍しくないどころか、数や種類が多すぎてどれを選んだらいいのか分からない時代。

そう言えるくらいに、国内外含め多くのメーカーが参入するロボット掃除機業界。

その中でも特に勢いのあるテクノロジー大国の中国深圳発のメーカーより、日本の床掃除ニーズから開発された高性能ロボット掃除機 Narwal Freoを紹介します。

一言でいえば、ベースステーション付きの吸引+水拭き2-in-1の高性能ロボット掃除機ですが、Narwal Freoの大きな特徴として「水拭き機能が充実」していること。

特に、ウチのような、

  • フローリングがメイン
  • 家に小さい子供がいる
  • 毎日床の水拭きはしたいけど、できるだけ手間はかけたくない

というニーズが、Narwal Freoの機能と非常にマッチしており、個人的にも非常に満足したロボット掃除機でした。

似たような境遇の人で、ロボット掃除機選びに悩んでいる人は是非参考にしてみてください!

本当に床がピカピカになります。

Narwal Freo
メリット
  • フローリング床に最適な水拭き重視の2-in-1 ロボット掃除機!
  • モップの自動洗浄&温風乾燥で、常に清潔な水拭き!
  • ベースステーションのタッチパネルの使い勝手が秀逸!
  • 近未来感あるデザインがかっこいい!
  • 扱いが簡単で初心者にも優しい高性能ロボット掃除機!
デメリット
  • ベースステーションは大きめで存在感がある(でも、そこがいい!)
  • 標準的な大きさなので、狭い家具の隙間には入れない
  • 専用クリーナーを常用するとランニングコストがかかる

本記事は、メーカー様のご提供でお届け致します。

目次

水拭き重視の高性能なロボット掃除機:Narwal Freo

Narwal Freoの特徴

Narwal(ナーワル)社は、2016年に設立された中国のテクノロジー企業であり、主に家庭用ロボット分野で製品開発に取り組んでいる企業(日本法人有り)。

あまり馴染みのないNarwalという企業、元DJIやHUAWEI、Microsoft出身の精鋭メンバーが揃っているとのことで、技術力は世界でも最高水準

実際に世界の名だたるテクノロジー賞を獲得しており、多くのユーザーから高い評価と支持を得られている注目度の高いメーカーです。

世界的には実績のあるNarwal社が、日本のニーズに合わせて開発したロボット掃除機がNarwal Freo(ナーワルフレオ)

コンセプトである、

毎日の心と時間に もっとゆとりを

のフレーズ通り、吸引掃除と水拭き掃除を同時に行う最近トレンドの2-in-1高性能ロボット掃除機

他社メーカーのフラッグシップ機と比べても、Narwal Freo特に水拭き機能が充実しており、他社にはない実用的で便利な機能が多く搭載されています。

Narwal Freoの特徴
  • 吸引+水拭きの2-in-1ロボット掃除機
  • ベースステーションはモップ自動洗浄・温風自動乾燥・洗剤自動投入
  • カーペットではモップを浮かす自動リフトアップ機能
  • 汚れの自動検知、床材の自動判別機能
  • ベースステーションに操作可能なタッチパネルディスプレイを搭載
  • 超静音設計
  • 日本法人の電話・メール・チャットサポ―トあり

Narwal Freoの基本情報

マッピングLDSレーダー
走行パターンマッピング走行
障害物検知LDSレーダー、赤外線障害物センサー
吸引力3000Pa(最大)
騒音レベル吸引のみ:53~63dB
水拭き:48dB
吸引+水拭き:57dB
最大稼働時間180分
ダストボックス容量480mL
水拭き機能モップ回転式
水タンク容量8550ml(清水 4500ml、汚水 4500ml)
水拭き圧力フローリング:7N
タイル:12N
カーペット回避厚み:2cm
毛の長さ:0.7cm
乗り越え可能段差2cm
サイズロボット掃除機:
350 x 351.5 x 106mm
4.5kg
ベースステーション:
370 x 415 x 435mm
8.75kg
Narwal Freoの主なスペック

Narwal Freoの外観デザイン

パッケージ内容

Narwal Freoのパッケージ内容
  • Narwal Freo ロボット掃除機本体
    • メインブラシ
    • モップ x2
    • フィルター
    • クリーンカッター
  • ベースステーション
    • 清水タンク
    • 汚水タンク
  • サイドブラシ(L、R各1個)
  • 電源コード
  • 専用クリーナー
  • 説明書類

ロボット掃除機本体

まずは、Narwal Freo ロボット掃除機本体の外観をチェックします。

カラーは白を基調としたシンプルなデザインで、電源ボタンやロゴもすっきりしています。

大きさ自体は直径約35cmの丸い形状で、ロボット掃除機では標準的な大きさ。

Narwal Freoは吸引と水拭きの2-in-1ができるロボット掃除機ですが、本体に水タンクはないため、すっきりとしている印象です。

上部中央のコックピットのような部分は、LDSレーダーセンサー

LDSレーダーとは

主に高性能なロボット掃除機に搭載されていて、レーダーによって周囲の物体を認知することで、部屋のマッピングを行うために必要な情報を集めます。

この他にもNarwal Freoには多くのセンサーが至る所に搭載されており、障害物検知、マッピング、位置決めを正確に行ってくれます。

正面から天面パネルを開くと、ダストボックスにアクセスできます。

紫色のレバーを押すと、ダストボックスの蓋がガバッと開いてゴミを捨てられます。

底面を見た感じでは、吸引と水拭きの2-in-1ロボット掃除機によくある構造をしています。

前方の左右にあるサイドブラシでゴミなどを掃除機中央にかき集めた上で、真ん中のローラーブラシで吸引。

そして、後方には大きな回転モップが2つ搭載されており、モップを床に押し付けながら水拭きをする感じ。

写真は既に取り付けた状態ですが、パーツごとに色分けがされていたり、各部に日本語で説明が書いているので、非常に親切な作りこみだと感じます。

底面の半分を占める大型の回転モップは真ん丸ではなく、ややおにぎりの形をしています。

磁石でモップモジュールを外したあと、マジックテープを外すことでモップ自体を取り外して水洗いすることも可能。

後述しますが、Narwal Freoのベースステーションにはモップの自動洗浄機能がついているので、モップを頻繁に外すことはなさそうです。

駆動タイヤも大型なもので、2cmまでの段差であれば乗り越えることができます。

また気になる床からの高さは、実測で約11cm

ウチのリビングにあるソファーの高さ11cmには、ぎりぎり入ることができました。

ベースステーション

続いてベースステーションをチェックしてみます。

大きさ自体は370 x 415 x 435mmと存在感はそれなりにありますが、全体的に曲線的なボディ形状のおかげか、そこまで圧迫感はありません。

どちらかというとおしゃれ家電なイメージで、リビングに置くとなんだか近未来感を感じられます。

まず注目するのが、天面に配置されたタッチ型ディスプレイの操作パネル。

ベースステーション付きのロボット掃除機は珍しくありませんが、タッチパネルがついているのは見たことがありません。

ディスプレイの表示や操作については、後ほど見ていきます。

ベースステーションの蓋を開けると、大きなタンクが二つ並んでおり、右側の青タンクには水道水を補充し、左側の白タンクにモップ洗浄後の汚れた水が溜まっていく仕組みです。

それぞれのタンク容量は、4.5Lと結構大きめ。

4.5Lの水道水を入れるとおおよそ4.5kg、女性でも十分片手で持てる重さです。

加湿器に水を入れるような要領で、水の補給も簡単に行えます。

水道水タンクを取り出すと、壁側に専用のフロアクリーナーのボトルをセットするスペースがあります。

これもNarwal Freoの大きな特徴であり、洗浄後のモップに床用の洗剤を加えることで、水拭き以上に床をピカピカに拭き上げることができます。

現在購入できるフロアクリーナーはレモン&バジルの1つのみ。

Narwal公式サイトやAmazon等の国内ECサイトで簡単に手に入れることができます。

ロボット掃除機本体の帰還口を見てみると、奥の左右に充電用端子、底側にはモップの洗浄プレートが見えます。

この洗浄プレートは取り外して、水洗いが可能。

自動洗浄では、モップを回転させながらプレート上の段差にこすりつけて洗浄し、ザル状の穴から下に溜まった汚水を吸引口からベースステーションの汚水タンクへ戻しているわけですね。

更に、洗浄後の濡れたモップは2か所のエアトンネルを通して、40度の温風乾燥を行うことで雑菌の繁殖や生乾きの匂いを防いでくれます。

賢い設計です。

ベースステーション両側面には取っ手のくぼみがあり、持ちやすいようになっています。

Narwal Freoのベースステーションの重量は8.75kg、あまり頻繁に動かすものではないので重量はそこまで重要ではないですが、こういうちょっとした気の利く設計はユーザーに優しい配慮です。

背面には、電源コード用の差し込みプラグがあります。

上向きに差し込むタイプなので、コードの差し込みはややしづらいですが、本体に対してコードが斜めに出るのでコード部分の出っ張りが少なく、壁ぎりぎりに設置することができます。

これは良い設計。

設置とセットアップ

リビングの壁際に設置してみました。

Narwal Freoのロボット掃除機とベースステーションは曲線の構造が多く、合体するとなんだか宇宙船とベースシップみたいな感じで個人的にはかなり好みのデザイン

ロボット掃除機本体がベースステーションにすっぽり収まるところ、とてもいい感じです。

セットアップは非常に簡単、10分くらいで完了です。

  1. ロボット掃除機にパーツを取り付け
  2. ロボット掃除機をベースステーションに設置して、電源ON
  3. スマホアプリをインストールして、チュートリアルを進める
    • Narwal Freoの追加(Bluetooth接続)
    • Wi-Fi接続の設定(2.4GHzのみ)
    • Narwal Freoのアクティベーション
  4. 完了

初期設定が完了後、まず最初に部屋の間取りをマッピングさせてマップを生成

後はスマホアプリやベースステーションのタッチディスプレイを操作して、掃除を行うことができます。

スマホアプリでは、掃除内容の設定や掃除履歴の確認、ベースステーションの設定など、かなり細かく設定することができます。

Narwal Freoの掃除モードは、Freoモード+カスタマイズ4つ、全部で以下の5つから選ぶことができます。

Narwal Freoの掃除モード
  • Freoモード:おまかせモード
  • 掃除&水拭き
  • 掃除後に水拭き
  • 掃除のみ
  • 水拭きのみ

また、掃除の実行については、「部屋」「エリア」「プラン」ごとに行います。

通常は「Freoモード+部屋」を選べば大丈夫でしょうが、掃除の指示を細かく指定したい場合でも設定することができます。

  • 部屋:スキャンによって識別された部屋(編集可)
  • エリア:部屋内の任意のエリアを指定
  • プラン
    • 「どの部屋の順番」から「どんな掃除」を「どの強度」で「何回行う」か設定
    • 時間予約管理(スケジュール掃除)

Narwal Freoは、吸引+水拭き掃除モードでカーペットを認識すると、カーペットが濡れないようにモップを浮かせるリフトアップを設定することができます。

この辺りの設定も、スマホアプリでは挙動を決めることができます。

基本的な掃除設定についてはこの辺りで十分ですが、スマホアプリではその他多くの項目を設定することができます。

作業記録掃除のログを確認
マップ管理部屋管理(分割/結合/名前付け)
禁止エリア管理(進入禁止/掃除禁止/水拭き禁止)
床材管理(フローリング/タイル/石の床)
マップの再生成
新しいマップを追加(最大4つまで)
機器設定【掃除】
・カーペットの挙動
・Cleaning Strategy(モップ自動洗浄の設定)
・隅っこ掃除モード(テールスイング)
【共通】
・階段なしモード
・おやすみモード
・高原モード
・チャイルドロック
【ベースステーション】
・洗浄液の自動追加
・乾燥の強度設定
【消耗品管理】
【言語と音声設定】
Narwal Freoのスマホアプリでの主な設定項目

ペアリング後は、ベースステーションのタッチディスプレイから掃除機を操作することもできます。

単に掃除の実行だけでなく、スマホアプリと同様の多くの項目を設定することができます。

手元にスマホがなくても、上下左右スワイプという非常に直感的な操作で、簡単に操作することができるのは非常に便利であり、Narwal Freoの大きな魅力です。

Narwal Freoの使用レビュー

実は先日、ウチでは新しいロボット掃除機を導入したばかりでした。

Ecovacs(エコバックス)社のDeebot T10 Plusは、吸引+水拭きができる2-in-1でゴミ自動収集機能ステーション搭載のロボット掃除機。

毎日の掃除はDeebot T10 Plusにお任せしていたわけですが、今回Narwal Freoをしばらく使ってみて、Narwal Freoの方がウチの生活環境に向いていると感じました。

  • 2歳の活発すぎる子供がいる
  • フローリング床がメインのリビングに設置
  • ロボット掃除機は毎日10時のスケジュール掃除がメインの運用
  • ロボット掃除機は、「きれいの8割分」の掃除ができれば満足(手間はかけたくない)

という家庭の目線で、実際にNarwal Freoを使ってみた感想をお伝えします。

水拭き性能が秀逸、床がピカピカになる!

吸引と水拭きではどちらかというと、感覚的には水拭きの方がフローリング床には適している。

好みの問題かもしれませんが、水拭きであれば吸引では掃除しきれない床のシミも落としてくれる気がするので、個人的には水拭きが重要だと考えています。

Narwal Freoは吸引と水拭き掃除の2-in-1ができるロボット掃除機ですが、特に水拭きを重視する人に向いています。

というのも、水拭きの性能が非常に高く、実用的な機能がいくつも用意されています。

Narwal Freoの水拭き機能
  • モップの回転+押し当て(加圧)で床をきれいに拭き上げる
  • テールスイングで壁ぎりぎりまで掃除してくれる
  • フロアクリーナー(洗剤)の自動投入で床に残る汚れやほこりを取り除く
  • 汚れがしつこい場所は自動判断で二度拭きで徹底掃除
  • カーペットを認識すると、モップが自動でリフトアップ

今使用しているDeebot T10 Plusも、モップを小刻みに前後にゴシゴシしてくれるので、ないよりかはマシでしょうが、やはりNarwal Freoすごい

他のロボット掃除機の水拭きだと、どうしても汚れを進行方向に伸ばしてしまい、きれいに拭き取るのは難しいのですが、加圧+回転モップだとしっかり拭きとってくれます。

実際に水拭きされた直後の床を触ってみると、ムラなくしっかり拭かれています。

他メーカーにはない機能として、自動投入で床用洗剤を含ませて掃除してくれるのも素晴らしい。

特にウチのように、食べながら飲みながら走り回る子供がいるご家庭なら、気づかないうちに乾いてしまった水分跡があちこちに残っていることって、よくある話。

飛び散った味噌汁、こぼしたジュース、溶けて落ちたアイスクリーム、何だったかわからない跡…。

全部、Narwal Freoに丸投げです。

専用洗剤にはレモン&バジルの香りとありますが、個人的にはそこまで強く感じません。

ランニングコストが気になるところですが、ボトル1本(930ML)でおおよそ3か月くらいは使えるらしいです。

またNarwal Freoは、「ちょっと進んでおしりを振る(モップで拭き上げる)=テールスイング」を繰り返すことで、壁のキワぎりぎりまでしっかり拭き掃除を行ってくれます。

これが結構すごくて、実際に様子を見ていると、本当にキワキワまで攻めている。

普通の掃除機でも死角になりやすいところまで、しっかり水拭きしてくれるのはマジですごいです。

ただし、テールスイング機能で掃除をすると掃除にかかる時間が伸びます。

スマホアプリの設定で、頻度を「Always(毎回)」「毎日」「毎週」から選べるので、急いで掃除したいときは調整したほうがいいですね。

これまでも吸引+水拭きのロボット掃除機を使ってきましたが、Narwal Freoでは実感できるほどに床がピカピカ。

例えるならば、クイックルワイパー一般の2-in-1ロボット掃除機手拭きの雑巾がけNarwal Freoほどの違いがあるように感じます。

もちろん、100%完璧ではありません。

どうしても数日経ってこびりついてカピカピになった汚れはうっすらと残っているところもありました。

ですが、吸引+水拭きの2-in-1 ロボット掃除機の中でも、Narwal Freoの水拭き性能は間違いなくトップクラスだと言えます。

洗剤まで自動投入!モップ自動洗浄で水拭きがいつも清潔

これまで使っていたロボット掃除機だと、「モップを洗浄してください」と定期的にスマホ通知されるだけで、煩わしさから頻繁にモップを洗うことはしていませんでした。

ですが、裸足で走り回ったり、床に寝転んだりする子供を見ると、できるだけ床を清潔に保ちたいと思うようになります。

Narwal Freoは、「モップの掃除は面倒くさいけど、床は清潔に保ちたい」というジレンマ自動洗浄で解決してくれます。

Narwal Freoのモップ自動洗浄機能
  • モップの汚れ具合(掃除した面積)に応じて自動で掃除をしてくれる
  • 洗った後の水は汚水タンクに自動で溜まり、常に清潔な水でモップを洗浄
  • 洗浄したモップは、40度の温風で自動乾燥してくれる

自動洗浄も簡易的なものではなく、きれいな水道水を使って洗浄して、温風で乾燥までしてくれる。

正に手間いらずで完璧に行ってくれます。

モップの自動洗浄の頻度は、スマホアプリから設定することができます。(「機器設定>掃除>Cleaning Strategy」)。

Freoモードスピードクリーン(スピード優先)
通常モード
ディープクリーン(清浄度優先)
カスタマイズ2.4坪ごとに洗浄
3.0坪ごとに洗浄
3.6坪ごとに洗浄
部屋ごとに洗浄
Narwal Freoのモップ自動洗浄の設定

モップ洗浄1回あたりの水の使用量を量ってみると約300MLくらいだったので、清水タンク満タンの4500MLだと、おおよそ15回分は自動洗浄できる計算。

試しに「Freoモード:ディープクリーン」で約5.7坪の面積を掃除してみたところ、自動清掃は3回(最後の1回は掃除終了時)、掃除にかかった時間は約30分でした。

掃除中でもモップの洗浄が必要になれば掃除を中断してベースステーションに戻っていきます。

モップ洗浄の音はそこまで大きくなく、水とモップの回転音がまるで洗濯機を弱で回しているような音に感じます。

モップの洗浄自体は2、3分程度、洗浄が終わると先ほど中断したポイントに戻って、掃除を再開するようになっています。

最後に、濡れたモップは40度の温風で乾燥まで自動で行ってくれます。

乾燥具合もスマホアプリから設定することができます。

  • 静音乾燥:正常な風量で5時間乾燥
  • 強力乾燥:強い風量で3時間乾燥
  • スマート乾燥:おやすみモード有効だと静音乾燥

毎日スケジュール掃除(Freoモード:吸引+水拭き)を行って2週間くらい経過したモップですが、まだまだ白い状態を保っています。

これまで使ってきたDeebot T10 plusだと、モップがすぐに汚れていたので見て見ぬふりをしていましたが、Narwal Freoだと本当に見なくても良さそうです。

ステーションから直接操作できるタッチパネルが優秀

Narwal Freoで個人的にとても気に入ったのが、ベースステーション上のタッチディスプレイ

これまでは基本的に1日1回のスケジュール掃除しかロボット掃除機を動かしておらず、ちょっと拭き掃除をしてほしいときとかでも、翌日に持ち越していました。

もちろんスマホアプリから掃除の操作をすることはできますが、いちいちスマホを取り出して、

アプリ起動→ロボットを選択→掃除モードを選択

という操作自体が面倒だったりで、あまり使っていませんでした。

Narwal Freoベースステーションのタッチディスプレイのレスポンスは非常に早く、画面も大きく非常に明るいので、スマホのように直感的な操作ができます。

ささっと掃除して欲しいときなんか、ディスプレイ上で操作したほうが簡単にできるので、すごく便利。

ロボット掃除機の稼働率が格段に増えました。

また、スマホアプリを用意していない同居人でも、ベースステーション本体から直接操作ができるのは非常に大きいメリット。

小さな子供がいる場合でも、チャイルドロック機能もあるのでいたずらの心配もありません。

この有りそうで今までなかったベースステーションにタッチパネルディスプレイがある使い勝手は、その機能以上に実生活での使い勝手が想像以上に良かった

ここまで本格的なタッチ操作ができるベースステーションのロボット掃除機は他にないので、ロボット掃除機選びの決め手にもなり得ると感じます。

ごみ収集機能はないが、子持ち家庭には意外なメリットも!

煩わしい掃除を全自動で行ってくれるNarwal Freoに唯一足りないものは、ごみの自動収集機能

他メーカーの一部機種ではベースステーションに戻るたびに自動でゴミを収集してくれる機能があります。

実際にワタクシも自動ごみ収集機能に惹かれて、Deebot T10 Plusを購入した経緯がありましたが、使ってみて気づかされた自動ごみ収集機能の意外な弱点がありました。

それは、「なんでも吸い込んで、ごみパックに入れてしまうこと」。

子供のいる家庭では、小さいおもちゃのパーツとかパズルのピースとか、床の隅やソファの下に散乱することは日常茶飯事。

数週間溜めたごみの中からホコリまみれのおもちゃを救出することは何度も経験済み。

Narwal Freoのダストボックス容量は480mlと大きめで、ウチでは1週間に1度のごみ捨てで事足りています。

ダストボックスからごみを捨てる手間はあるものの、捨てるたびに中身を確認できるNerwal Freoは、全自動ごみ収集機能付きのロボット掃除機よりワタクシの生活に合っていると感じました。

完璧な全自動ではないですが、ほどよく全自動。

それが、Narwal Freoです。

高級機らしく、基本性能は非常に高い

すでにそこそこ高性能なロボット掃除機を使っていることもあり、Narwal Freoのマッピングや障害物回避性能については、特に驚きはありませんでした。

さすがは高級機という感じで安定した動作をしています。

LDSレーダーセンサーによって部屋の正確なマッピング、本体各部に設置された各種センサーによって障害物を回避しながら最適な走行ルートを進んでくれます。

もはやランダム走行のロボット掃除機はおもちゃにさえ感じてしまうほどに、マッピング走行は賢く効率的に部屋の掃除を行ってくれるので、見ていて気持ちがいいです。

「ロボット掃除機が階段で落ちてしまう?」「軽い障害物は押して動かしてしまう?」「ベースステーションに戻れない?」は、もう過去の話。

ロボット掃除機が苦手とするコードやケーブル類も、ウチの環境ではうまく避けてくれました(Deebot T10 plusと同程度)。

掃除については割とアグレッシブにしてくれる印象。

直径約35cm、高さ実寸11cm程度とロボット掃除機としては標準的な大きさですが、家具の隙間、ソファーの下など、物理的に入り込める隙間さえあれば積極的に入り込んで掃除をしてくれます。

最近流行りの家具の隙間に入れる小型タイプではありませんが、割と狭いところまで攻めてくれます。

前面のバンパーが反応すると進行が止まりますが、推進力は強めで、バンパーやセンサーがぎりぎり反応できないような小さくて軽いものは押し進めてしまうことがあります。

ソファの下のゴキブリホイホイなんかも集めてしまいますが、これは他のロボット掃除機でも同じ。

Narwal Freoで賢いなと感じたのは、この弓字型走行ルート

ターンしたときにサイドブラシの片方が止まっているので、最初は壊れた?と心配していましたが、ごみが広がらないようにするための仕様だったそうです。

細かいところですが、かなり研究して作られたロボット掃除機であることを感じさせられました。

またウチでは、ロボット掃除機を誰もいない時間でスケジュール設定をしているので、騒音を気にしたことはありませんが、Narwal Freoは同程度の吸引力だと他社より静かな印象

Narwal Freoの掃除モードでは、「強力」「通常」「ノイズ低減」から掃除のパワーを選択できますが、Deebot T10 Plusの同程度と比べるとNarwal Freoの方が明らかに静かであると感じます。

吸引の音もそうですが、タイヤ移動のモーター音についてもNarwal Freoの方が静かで、同じ空間にいても不快感は少ないです。

Narwal Freoを使い始めてしばらく経ちますが、水拭きが効いているおかげか、Deebot T10 Plusよりも床がきれいに保たれていると実感できます。

なによりフローリング床のツヤを感じられるようになり、個人的にも非常に満足しています。

高価なロボット掃除機だけであって、機能や性能については全く文句なし。

体積は大きいけど、近未来感のあるデザインにテンションが上がる

機能とか性能の高さを差し置いても、やっぱりNarwal Freoのデザインが個人的にはものすごく好み。

特にリビングのような人目に付くような場所にロボット掃除機を設置する場合は、ベースステーションの見た目や収まり方の印象はとても重要です。

これまで使っていたごみ収集機能付きのロボット掃除機 Deebot T10 plusでは、コンパクトでシンプルなベースステーション。

そして掃除機本体がほとんどはみ出ているので、いかにもロボット掃除機という印象を受けます。

一方でNarwal Freoは、ベースステーションの大きさや存在感はやや強めですが、掃除機本体がベースステーションにすっぽりと収まって全体的にスッキリしています。

白く光沢のある曲線的なボディ、アクセントカラーになるシルバーのライン、天面の大きくて丸いタッチディスプレイ。

分かる人には伝わってくれると思いますが、この何とも言えないストームトルーパー感は、リビングに置くだけで近未来の生活を感じさせてくれます。

機能は多いが色々と親切設計で、万人に薦めやすい

Narwal Freoを色々使ってみましたが、全体的にとてもユーザーフレンドリーに設計されている製品だと感心しました。

高性能多機能の製品は、どうも経験者や玄人向けを想定しているせいか、多くの部分を端折っているものが多い気がしますが、Narwal Freoは丁寧で親切な印象を受けました。

しっかりした日本語マニュアルはもちろんのこと、各パーツの至るところに説明があったり色分けがされていたりと、初めてロボット掃除機を使う人にとってもこれ以上ない親切設計だと感じました。

消耗品や交換パーツに関しても、公式サイトでなくともAmazonや楽天などの国内大手ECサイトで簡単に入手できるのもいい。

決め手はやっぱりベースステーションのタッチディスプレイで、これならばスマホ操作が苦手なワタクシの両親にもきちんと操作できそうだと感じました(そして、新居祝いに1台プレゼントしました)。

「初めての製品だから安いものでとりあえず使ってみる」という考え方もありますが、

初めてだからこそいいものを使って生活が豊かになった方が、
「買ってよかった」と感じられる

「いいもの=高価なもの」ではなく、「=しっかりニーズに合ったもの」という意味

と思います。

安い買い物ではありませんが、ニーズにマッチするのであれば、現状の選択肢の中でもかなり満足度の高いロボット掃除機だと感じます。

まとめ:「ほどよい全自動」が子供のいる家庭にマッチするロボット掃除機

以上、「水拭き抜群!回転モップと自動洗浄が秀逸なNarwal Freoのロボット掃除機をレビュー」について書きました。

Narwal Freo
メリット
  • フローリング床に最適な水拭き重視の2-in-1 ロボット掃除機!
  • モップの自動洗浄&温風乾燥で、常に清潔な水拭き!
  • ベースステーションのタッチパネルの使い勝手が秀逸!
  • 近未来感あるデザインがかっこいい!
  • 扱いが簡単で初心者にも優しい高性能ロボット掃除機!
デメリット
  • ベースステーションは大きめで存在感がある(でも、そこがいい!)
  • 標準的な大きさなので、狭い家具の隙間には入れない
  • 専用クリーナーを常用するとランニングコストがかかる

ロボット掃除機歴はまだ3台目でそこまで見識は深くありませんが、自信を持って言えるのが、Narwal Freoは非常に扱いやすく多くのご家庭で導入しやすいロボット掃除機だと感じました。

特に床はフローリングがメイン(水拭き重視)で、地面と接する時間が多い子供がいるご家庭にはオススメしたいロボット掃除機です。

世界的にも実績のあるNarwal社の高級機なので性能に見合った価格ではありますが、自分のニーズに合ったしっかり安心できるものを使いたいのであれば、ぜひ検討してみてください。

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