Galaxy S23/S23+/S23Ultraのスペック・特徴・サイズまとめ（S22シリーズとの違い）

2023年5月12日

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2023年2月1日に発表のGalaxy S23/S23+/S23Ultraのスペックや特徴について、2022年に発表された前作S22シリーズとの比較も踏まえてまとめています。

Galaxy S22 UltraユーザーのワタクシからみたGalaxy S23シリーズの主観として、

デザインやスペックに関しては着実な進化で面白味がないと感じる一方、カメラ性能の強化とユーザビリティの向上は素晴らしい！

と感じます。

リリースされたので、正式な内容とします。

~~この記事は、2023年2月1日開催の製品発表会 Galaxy Unpackedの情報を元に執筆しております。~~

Galaxy S23シリーズの７つの特徴と進化ポイント

シリーズ統一で洗練されたデザイン
発表時点では世界で最も速いスマートフォン
バッテリー駆動時間が向上
超高解像度から低照度撮影までこなせる柔軟なメインカメラ
ナイトグラフィー（暗所撮影）が強化
インカメラの刷新
動画モードの強化

シリーズ統一で洗練されたデザイン

Galaxy S23シリーズは、筐体サイズは違うものの３モデルともシリーズで一貫したデザインです。

Galaxy S23/S23+の角が丸いデザインに対して、Galaxy S23 Ultraは前モデル同様にSペン収納スペースのためボックスに近いデザインになっています。

本体の寸法や重量は前作とほぼ変わりません。

ガラスには耐擦傷性と落下耐性が強化されたGorilla Glass Victus 2、フレームには従来と同様の頑丈なアーマーアルミニウムが採用されています。

Galaxy S23、S23＋にはフラットディスプレイ、Galaxy S23 Ultraにはエッジディスプレイが採用されています。

前モデルのGalaxy S22 Ultraのエッジディスプレイと比べ、Galaxy S23 Ultraのディスプレイでは平らの部分が広くなっており、タッチやＳペンの操作によるユーザビリティが向上しています。

一見前モデルと同じようなデザインのGalaxy S23シリーズですが、シンプルで洗練されているので既に完成しきったデザインとも言えますね。

発表時点では世界で最も速いスマートフォン

Galaxy S23シリーズの大きな進化のひとつがSoCチップセットとRAMメモリの強化。

発表時点では世界初となるSnapdragon 8 gen 2をベースにしたチップセットが３モデルともに採用され、従来のGalaxy S22シリーズのSnapdragon 8 gen 1と比べて、性能＆消費電力の効率が高くなっています。

CPU性能：最大+34％
GPU性能：最大+41％
NPU性能：最大+49％

またRAMメモリには省電力かつ高速なLPDDR5Xを採用（前モデルはLPDDR5）、ストレージには前モデル比（UFS 3.1）で読込速度は2倍・書込速度は1.6倍であるUFS 4.0に対応しています。

ただし、Galaxy S23 128GBモデルはUFS 3.1のストレージだそうです。

これらによってアプリの操作性向上、写真や動画など大容量データの処理が高速化できると期待できます。

Galaxy S23、S23＋ではバッテリー容量が増加、Galaxy S23 Ultraは変更なしですが、Snapdragon 8 gen 2の電力効率の恩恵もあって、前モデルと比べても長いバッテリー駆動時間が期待できます。

バッテリー駆動時間が向上

Galaxy S23、S23＋については前モデルよりバッテリー容量が増加されました（Galaxy S23 Ultraは前モデルと同じ）。

また採用しているチップセットSnapdragon 8 gen 2は電力効率に優れていると言われており、前モデルより長いバッテリー持ちが期待できます。

超高解像度から低照度撮影までこなせる柔軟なメインカメラ

Galaxy S23 Ultraのメインカメラには、Galaxy S22 Ultraの108MP（1億800万画素）を大きく超える200MP（2億画素）のイメージセンサーが使われています。

超高画素センサーでは、写真をクロップ・拡大してもディテールまで細かくシャープに写せることが特徴ですが、このメインカメラはさらに２段階のピクセルビーニングを切り替えることができて、用途に応じて３つの解像度を選択することができます。

200MP（超高解像度）：ディテールまで細かくくっきり撮影
50MP（高解像度）：解像感を残しつつ明るく撮影
12MP（高感度重視）：暗い環境での撮影に強い撮影

ピクセルビーニングとは小さいスマホカメラのセンサーに使われる技術のひとつで、複数のセンサー画素をまとめてひとつの大きな画素として使うことで、暗い環境でも明るい写真が撮れるようになります。

ナイトグラフィー（暗所撮影）が強化

光学手ブレ補正機能の強化やAIによる画像信号処理（ISP）の性能の向上もあり、写真や動画撮影のクオリティは前モデルより良くなっています。

手ブレの改善
ノイズの改善
露出と色彩の補正

前モデルから暗所撮影（ナイトグラフィー）が強いGalaxyシリーズでしたが、Galaxy S23シリーズではさらにアストロフォトやアストロハイパーラプスのような天体撮影も楽しめるようになっています。

それ以外にも、マニュアル撮影のプロ写真モードの強化やシャッターラグの改善も行われており、カメラ撮影のユーザビリティが上がっています。

前モデルと比べて超広角カメラや望遠カメラは大きな進化はありません。

インカメラの刷新

インカメラには全モデルともに新しいイメージセンサーが採用されています。

インカメラの画素数は12MPで、Galaxy S23、S23＋は前モデルの10MPから向上、Ultraモデルでは40MPからかなり減ったものの、Galaxy S23シリーズでは画像処理能力が向上したことでディテール・シャープネスのバランス・色味などは前モデルより向上しているようです。

動画モードの強化

Galaxy S23シリーズは動画撮影機能も強化されました。

ポートレート動画が4K解像度に対応（前モデルはFHDまで）
8K30P、クロップなしの動画撮影に対応（前モデルは8K24P、クロップあり）
超手振れ補正機能SuperSteadyモードが2K解像度に対応（前モデルはHDまで）

以前は様々な影の制限があったGalaxy S22シリーズの動画撮影でしたが、強力で高速なチップセットやメモリの恩恵もあり、Galaxy S23シリーズではさらに幅広い撮影ができるようになりました。