もっと早く買えばよかった!60W急速充電のマグネット式USBケーブルが便利すぎたのでレビュー
簡単にスマホ充電をしたい人は既にワイヤレス充電やMagSafe充電を使っていることでしょうが、急いで充電したいときなんかは有線充電を使っている人も多いことだと思います。
- 有線の急速充電は頻繁に使っているけど、コネクタの抜き差しがやっぱり面倒…
- 何度もケーブルを抜き差ししてコネクタの劣化やごみが入ったりしないか心配…
- USB-C以外にいろんなコネクタのケーブルが必要だけど、もっとスッキリさせたい!
そんな人にぴったりなアイテムを見つけたので、紹介します!
この記事では、「片手で脱着できるマグネットが病みつき!急速充電もできるUSBケーブルをレビュー」について書きます。
今回紹介する9pin型マグネット式USB充電ケーブルは、1本でUSB-C/microUSB/Lightning端子に対応、ワンタッチで脱着ができるマグネットシステム、そして最大60Wの急速充電までできる便利なケーブル。
使ってみてすごく便利だったので思わず2セット購入したわけですが、実際の使い勝手など気になる人はぜひチェックしてみてください!
マグネット大好き人間→
- 強力なマグネット吸着だから、ワンタッチで脱着可能!
- 最大60WのPD急速充電に対応!
- USB-C/microUSB/Lightningの充電がケーブル1本でできる!
- ケーブルを抜き差ししないから、コネクタの保護になる!
- コネクタに指しっぱなしで、防塵対策になる!
- コネクタ端子の耐久性が少し心配
- データ転送はおまけ(USB 2.0程度)
- 急速充電ケーブルとしては少し割高
9ピン型マグネット式USB充電ケーブルのレビュー
外観デザイン
マグネット式USB充電ケーブルには磁気ヘッド形状の違いでいくつかありますが、今回購入したものは9ピンタイプのものになります。
9ピンコネクタ | USB-C、microUSB、Lightning |
ケーブル | ストレート/L字/540度回転 1m/2m ナイロン編み |
急速充電 | 最大PD60W(3A急速充電) |
転送速度 | 最大480Mbps |
付属のコネクタやケーブルの種類が異なるパッケージがいくつか販売されており、今回はTUNKIAとAUFUというところから販売されているものをひとつずつ購入しました。届いたパッケージは同じもので、中身の形状も全く同じものが届きました。
先に言っておきますが、一応互換性はあるようです。どちらの磁気ヘッド/ケーブルでも接続して使うことができました。
付属品をチェック
- 磁気ヘッド(デバイス側)
- マグネット式USBケーブル
- USB-C to USB-A変換コネクタ
- コネクタ取り外しツール
- 磁気ヘッド収納ケース
- ケーブルタイ
- マニュアル
磁気ヘッドは、USB-C/microUSB/Lightningコネクタに9ピンコネクタがくっついている形状をしています。
直径は約9mmと結構小さいながら強力なマグネットが内蔵されており、うっかり落としてしまうとすぐ失くしそうです。
基本的にこの磁気ヘッドはデバイスのコネクタに指しっぱなしで使います。使わない余った磁気ヘッドは、付属の収納ケースにいれることで紛失対策になります。
ケーブルはナイロン編み込みのもので、絡まりにくく頑丈なつくりになっており、質感としては悪くありません。
ケーブルの9ピンコネクタ側は、パッケージ違いでI字型/L字型/540°回転タイプのものから選ぶことができます。
また9ピンコネクタの根元にはLEDライトがあり、充電されると点灯してくれるので充電ができているか目で確認することができます。
円状の9ピンコネクタをよく見ると、外周部分がマグネットになっており、デバイス側とケーブルが引っ付くようになっています。
このマグネット式USBケーブルは、電源供給だけでなくデータ転送にも使うことができます。
9ピンではありますが、最大転送速度は480Mbps&3A急速充電と公式記載の通り、実質的には急速充電60W対応のUSB2.0ケーブルと同等と考えられます。主に充電用として使うことがほとんどなので、転送速度が微妙なのはまぁいいでしょう。
スマホに装着!使い方次第でMagSafeより便利かもしれない
さっそくスマホに取り付けてみます。9ピンマグネット式USB充電ケーブルの磁気ヘッドのUSB-Cコネクタをスマホ側にさして、ケーブル側をUSB充電器につなげます。
コネクタはスマホから少し飛び出ていますが、そこまで気にはなりません。
そして、USBケーブルの9ピンコネクタを近づけると磁石でピタッと吸着して充電が開始されました。後程検証しますが、きちんと急速充電されていました。
この磁石がなかなか強力で、少し引っ張る程度の力では全然外れません。
そういえば昔のMacBookの充電ポートにマグネット内蔵のものがありましたが、そんな感じでしょうか。例えばスマホを置いた状態でも片手でケーブルを持って近づけるだけで簡単にぴったりと吸着してくれます。
逆に外したいときは、横方向に引っ張れば簡単に外すことができます。
USB-Cでは表裏関係なく接続できるようにはなりましたが、スマホ底面の小さなコネクタを狙って充電ケーブルを差し込むことって、たまにストレスだったりします。
特に暗い場所で手で触りながらコネクタ口を確認しながらだと、なかなか狙いが定まらなくてイライラすることってありますよね。
その点このマグネット式USB充電ケーブルであれば、ある程度近づけるだけでケーブルがコネクタに吸い付いてくれます。
これまでワイヤレス充電といえばMagSafeを愛用してきましたが、急速充電したいときはどうしても有線充電に頼りたくなります。
そんなときでも、ワンタッチで脱着できるマグネット式USB充電ケーブルは、場面によってはMagSafeよりも便利に使えるかもしれません!
カチッと強力に引っ付いて、ポキッと横に引っ張れば簡単に外れる。
この感覚、もう病みつきです!
充電速度をチェック
では、気になる充電速度をチェックしてみます。付属品にはUSB-CからUSB-Aの変換コネクタも入っていますが、今回はUSB-C充電のみ検証。
結論から言うと、
最大出力はしっかり60WまでのPD充電に対応!但し最大電流は3Aまで!
一応Amazonサイトの製品説明欄には、
- USB-C ⇒ USB-C(60W / 20V=3A Max)
- USB-C ⇒ micro USB(18W / 9V=2A Max)
- USB-C ⇒ Lightning(12W / 5V=2.4A Max)
- USB-A(変換コネクタ) ⇒ USB-C(18W / 9V=2A Max)
- USB-A(変換コネクタ)⇒ Micro USB(12W / 5V=2.4A Max)
- USB-A(変換コネクタ)⇒ Lightning(12W / 5V=2.4A Max)
のように記載があります。
そこでワタクシの身の回りにある以下のデバイスで、充電速度を簡単に測ってみました。
- Galaxy S22 Ultra
- Galaxy Z Fold 4
- iPad mini 4
- Thinkpad T480s
- Mytrex Rebive mini
USB充電器には小型高出力で人気のCIO Novaport TRIO 65W、USB-Cケーブルには同社のUSB-Cケーブルを使用しました。
CIO-G65W2C1A-N | CIO-CCPD100W-1 |
---|---|
・PPS:3.3-11V=5A(最大65W) ・PD3.0 / PPS / QC3.0 | ・USB規格:USB3.1 Gen2 ・PD対応:100W(20V/5A) ・最大転送速度:10Gbps(理論値) ・DisplayPort Alternate Modeに対応 ・E-Marker搭載 |
まず、結果からお伝えすると以下の出力が確認できました。
デバイス | 充電速度 | USB-Cケーブル | マグネット式USBケーブル |
---|---|---|---|
Galaxy S22 Ultra | 45W/25W | 30W(9.66V=3.11A) | 25W(9.43V=2.69A) |
Galaxy Z Fold 4 | 25W | 13W(9V=1.5A) | 13W(9.1V=1.5A) |
iPad mini 4 | 12W | 8.45W(5V=1.69A) | 11W(5.2V=2.2A) |
Thinkpad T480 | 65W | 60W(20V=3A) | 53W(20V=2.7A) |
Mytrex Rebive mini | 10W(5V=2A) |
デバイスによってはバッテリー残量に応じて充電速度が変わるものがありますが、ほぼ同じ条件で測定。傾向だけ見てもらえれば大方満足できる充電ができていると思います。
電流5A出力が必要とされるGalaxyの45W超急速充電には対応できていませんが、ThinkpadノートPCのPDにはほぼ最大の出力が確認できました。
USBチェッカーで調べてみると、9ピンマグネット式USB充電ケーブルには機器情報が保存されているeMarkerは内蔵していません。電流5A以上のケーブルにはeMarkerが内蔵されているはずなので、このケーブルの最大電流は3Aでほぼ間違いないでしょう。
またiPad mini 4は手持ちのUSBケーブルがよろしくなかったせいか、マグネット式USB充電ケーブルの方がほぼ規格値通りの充電ができていました。
転送速度をチェック
マグネット式USBケーブルをデータ転送用に使うことはあまりないですが、一応簡単にチェック。
デスクトップパソコン側のThunderbolt 4端子にCIOのUSB-Cケーブルとマグネット式USBケーブルをそれぞれ接続し、約1GBの動画ファイルをスマホからPCへ転送する時間を調べました。
USB-Cケーブル | マグネット式USBケーブル |
---|---|
約7秒 (約1.14Gbps) | 約28秒 (約285Mbps) |
さすがにUSB3.0以上の高速通信には及びませんが、マグネット式USBケーブルも思ったより早かった印象です。
小さいファイルやちょっとしたとき程度であれば、使えなくもないでしょう。
身の回りをマグネットコネクタ&ケーブル化してすっきり!
このマグネット式充電ケーブルの大きなメリットともいえるのが、USB-C/microUSB/Lightningコネクタのあるデバイス全てに使うことができます。
スマホでマグネット式充電と言えば有名なMagSafeがありますが、そもそもがワイヤレス充電に対応していないデバイスでは使うことはできません。
このマグネット式充電コネクタ&ケーブルを使うと、例えば、iPadのようなタブレット、充電ポートがUSB-CのノートPC、USB充電コネクタの家電製品など、スマホに関係なくマグネット充電ができます。
特に、常にケーブルを繋ぎっぱなしで使うものではなく、頻繁に抜き差しするようなデバイスにとっては非常に便利なケーブルになります。
ワタクシはさっそく身の回りにあるデバイスに取り付けてました。同時に充電する必要がなければ、ケーブルは1本で済むので充電スペースがすっきりしました!
急速充電対応ケーブルならもっと安いケーブルもあるので少し割高に感じるかもしれませんが、同梱セットには複数のケーブルとコネクタが入っているので、身の回りのケーブルを減らしたい!という人にはおすすめできます。
片手で脱着できるから車載用スマホスタンドにもいい感じ
マグネット式ケーブルは片手で脱着が簡単にできるので、車載用のスマホスタンドにもつけてみましたが、これがまたいい仕事をしてくれます。
ワタクシは充電可能なMagSafeスタンドをカーマウントで使っていますが、MagSafeだと充電が遅いので早く充電したいときなんかは直接ケーブルを指して充電していました。
これをマグネット式USB充電ケーブルにすると、基本はMagSafeからの充電にして、急速充電がしたいときは片手でスマホ側に繋ぎ変えるということもできます。
外すときに今までだとケーブルを外すことを忘れてケーブルごとを引っ張ってしまうことがありましたが、マグネットだと外すときも片手でさっと外したり、そのまま抜いても簡単に外れてくれます。
ワリとお気に入りの使い方になっています。
端子を抜き差ししないからコネクタの保護になる
1日に何回も抜き差しするようなデバイスであれば、コネクタ口の劣化が気になります。こすれてこすれて、仕舞いにはコネクタが接触不良になってしまわないかと心配に。
マグネット式充電ケーブルの場合、デバイス側のコネクタは常時指しっぱなしでOKなので、結果コネクタの保護にもつながります。
ただし、9ピンコネクタの端子はむき出しなので、すぐダメになってしまわないか少し気になります。この耐久性については長期使ってみないと判断できませんが、普通に使う分にはあまり気にしなくていいでしょう。
物理的にコネクタの防塵対策になる
9ピンの磁気ヘッドは物理的にコネクタを塞いでくれていることから、ポケットやカバンに入れているときでもゴミの侵入を防いでくれる役割をしてくれそうです。
このコネクタには防塵とは書かれているものの、防水とは書かれていないので水への耐久性は不明。ワタクシは毎日お風呂にスマホを連れて入っていますが、いまのところ問題なく使用できてはいます。
マグネット式充電ケーブルがおすすめな人
- 有線ケーブルの急速充電をワンタッチで行いたい人
- デバイスの充電で、頻繁にUSBケーブルの抜き差しをする人
- 身の回りのケーブルの種類を減らしたい人
まとめ
以上、「片手で脱着できるマグネットが病みつき!急速充電もできるUSBケーブルをレビュー」について書きました。
ワタクシ自身、使い始めてすぐに便利なアイテムだと気づいてからは追加で購入して、頻繁に抜き差しするデバイスについては全部このマグネット式USB充電ケーブルに変えました。
たくさん買うと割高に感じますが、結果ケーブルの本数も少なくできますし、なによりマグネットによるワンタッチ脱着が病みつきになっています。
MagSafeもそれなりに便利な機能なので、このマグネット式USB充電ケーブルと併用して今後も使っていきます。
- 強力なマグネット吸着だから、ワンタッチで脱着可能!
- 最大60WのPD急速充電に対応!
- USB-C/microUSB/Lightningの充電がケーブル1本でできる!
- ケーブルを抜き差ししないから、コネクタの保護になる!
- コネクタに指しっぱなしで、防塵対策になる!
- コネクタ端子の耐久性が少し心配
- データ転送はおまけ(USB 2.0程度)
- 急速充電ケーブルとしては少し割高