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【MSI 湾曲モニター Optix MAG レビュー】非ゲーマーだけど意外と有りな曲面モニターを初体験

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Surface ProをメインPC使いしている私にとって、12.3インチという画面はどうしても小さく感じてしまう。外出先でならまだしも、自宅で腰を据えてパソコン作業をするのであれば、大きなサブディスプレイが欲しくなる。

メルカリでちまちま出品していた貯金も貯まったことだし、今回は少し奮発してMSIの31.5型湾曲ゲーミングモニター『Optix MAG322CQRVを購入したので、早速レビューをお届けしたいと思う。

私のPC使用用途としては、オフィスソフト、ブラウジング、画像編集や一部動画編集を行う程度。ゲームなどはしないライトユーザーとしての湾曲モニターの使い勝手についてもお話したいと思うので、是非参考にして頂きたい。

こんな方に読んで欲しい

  • ハイエンドな大画面モニターが欲しい
  • 32インチクラスの大画面モニターの使用感が知りたい
  • ゲームはしないけど、湾曲モニターには興味がある

 

購入のきっかけ

使い古されたSurface Pro 6

所有しているノートPCのうち、仕事とプライベート両方のメインとして使っているのはSurface Pro 6
いつどこでも同じ環境で気軽に作業ができるというメリットは非常に大きく、もう一台のノートPC Razer Blade 15よりも愛用して使っている。

この機動力と汎用性は抜群のSurface Pro 6だが、12.3インチのディスプレイだとどうしても作業領域の狭さに限界を感じていた

Surface Pro 6とサブディスプレイ

これまでは、職場から余っているからと拝借してきた24インチのDellモニターに外部出力してデュアルディスプレイを構築していた。
しかし最近になっていよいよ返却を迫られることになり、そろそろ自分でもモニターが欲しいなと思いだしていた。

そうだ、ディスプレイを買おう!
  • 27インチ以上の画面サイズ
  • WQHD(2,560 × 1,440)以上の解像度
  • VESA規格(100mm x 100mm)対応

これらを条件にお手頃なモニターを物色していたところ、運よくアウトレット品としてOptix MAG322CQRVを手に入れることができたのだ。
Optix MAG322CQRVはこれら条件をクリアしている上に、ゲーミングモニターとしての「1msの高速な反応速度」「144Hzのリフレッシュレート」、そしてなんといっても「湾曲モニター」が採用されているハイエンドモニターだ。

正直これらの機能はほぼ必要ないわけだが、中でも「湾曲モニターを使ってみたい」という衝動に駆られてしまった。
私の使用用途では完全にオーバースペックではあるが、今後長く使っていけるだろうと将来性に賭けて購入に至ったわけだ。

注意

Optix MAG322CQRVは既に生産終了しているらしく、Amazonでは購入不可。
サイズ違いの27インチモデル34インチモデルはまだ在庫があるらしいので、併せてチェックして頂きたい。

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Optix MAG322CQRVのスペック

Optix MAG322CQRV

画像をクリックすると、商品ページに飛びます。

Optix MAG322CQRV」は、台湾MSI社のゲーミングデバイスシリーズMAGの中でも、湾曲ディスプレイを採用したハイエンドモニターになっている。

ディスプレイのスペックは以下の通り。

モデルOptix MAG322CQRV
パネルサイズ31.5インチ
アスペクト比16:9
最大解像度WQHD(2,560 × 1,440)
リフレッシュレート144Hz
応答速度1ms
パネル種類VA
視野角178°(H)/178°(V)
パネル表面湾曲率1500R
輝度300
コントラスト比3,000:1
消費電力使用時:50W / スタンバイ時:0.35W
入力端子HDMI 2.0 ×2
DisplayPort 1.2a ×1
USB 2.0 Type-A ×2
USB 2.0 Type-B ×1
ヘッドフォン出力×1
スピーカー非搭載
本体調整機能上下角度調節(チルト):上20度~下5度
左右角度調節(スイーベル):非対応
縦回転(ピボット):非対応
高さ調節:130mm
対応VESA規格:100mm×100mm
サイズ
重量
幅710.5mm×高さ513.6mm×奥行225.3mm
製品質量:約7.0kg


 

外観

正面からみると大画面31.5インチの湾曲ディスプレイが目の前に迫る、迫力はすごい。

Optix MAG322CQRVの正面

Optix MAG322CQRVは背面からもかっこいい

 

こちらが湾曲率1500Rの画面。

Optix MAG322CQRVを上から見てみる

Optix MAG322CQRVを横から見る

 

背面の上部中心には、MSIのゲーミングロゴがはいっている。
また、背面にはLEDが組み込まれており、電源がオンになるとゲーミングデバイスらしく、LEDが光るギミックが搭載されている。
とりあえず、ペリペリは着けたまま使うことにする。

Optix MAG322CQRVを裏から見る

インターフェースは背面右下にまとめられている。

Optix MAG322CQRVの背面の入力端子

 

背面左下にある赤いディスプレイ設定のコントロールボタンは、360度と押し込みの動きができるジョイスティックになっている。

Optix MAG322CQRVの背面左下にはコントロールボタンがある

 

フチぎりぎりまで画面が迫っている狭額縁のベゼルレスデザイン。

 

付属のモニタースタンドは、上下のチルトにのみ対応。
また、高さの調整は可能で13cm程度の範囲で上下に動かせる。

モニターアームに固定

私のパソコンデスクとして使用しているテーブルはかなり小さいため、31.5インチのモニターを置いてしまうと、キーボードやマウスの作業スペースがなくなってしまう。
今回モニター購入に合わせて、モニターアームなるものも一緒に購入していた。

Amazonで購入したモニターアーム

画像をクリックすると、商品ページに飛びます。



HUANUO 2in1 モニターアームには、ふたつのアームとノートPC用スタンドもセットになっているタイプのもの。
これで、片方にはSurface Proを載せて、もう片方にはOptix MAG322CQRVを固定することで、デュアルディスプレイ化。
しかも、Surface Proのほうはタッチ操作ができるので、手前に持ってくることで「コンパクトなタッチパネル画面と作業のしやすい大画面の両立」を目論んでいる。

注意ポイント

HUANUO 2in1 モニターアームの対応モニターは13~27インチまで、耐荷重は10kg。
Optix MAG322CQRVはサイズ的にオーバーしているが、耐荷重以内だったのでそのまま使うことにしたが、取付には自己責任で行う必要がある。

Optix MAG322CQRVには、VESA規格100mx100mのマウントに対応している。
HUANUO 2in1 モニターアームの付属品として、湾曲モニター用のネジスペーサがついていたが、Optix MAG322CQRVの取り付け部が平らだったこともあり、通常のネジ止めで固定できた。

 

そして、実際に取り付けると、こんな感じ。
写真では伝わりにくいが、かなりの迫力を感じることができる。
また、デスクからモニターを浮かせることで、下にスピーカーやSurface Pro用のハブを置くことができ、非常にすっきりとまとめることができた。

 

圧巻の高性能ディスプレイに感動

画面が超広い=作業がすこぶる捗る

以前は、Surface Pro 6の12.3インチ画面、もしくは24インチのモニターでしか作業をしたことがなかったが、32インチのディスプレイだと、もはや別次元の作業環境だと感じる。
毎回ALTタブでウィンドウを切り替えたり、ウィンドウの縮小拡大を行わずとも、Optix MAG322CQRVであれば1画面内で複数のウィンドウを表示しながら快適に作業ができる

特に私は、1画面内に左右別のウィンドウを開いて作業する場面が多く、WQHD(2560×1440 )という解像度の恩恵は非常に大きい
同じように、FHDの画面でウィンドウを左右に分割した場合と比べて、情報量に圧倒的な差が生まれている。

WQHDとWUXGAで情報量は大きくことなる

DELLの24インチモニターのWUXGAと比較しても、その差は歴然。
ウェブページのように縦に長いページを表示する場合は、縦の解像度が非常に重要になってくる。

また、横の解像度も広くなることで、分割してもスクロールバーが表示される場面が少なくなる。

普通のPCでの作業が快適になるだけでも、購入の価値は十分にあると感じた。

非ゲーマーでも享受できる湾曲モニターのメリット

ゲームに臨場感を楽しみたい方が湾曲モニターを選ぶというのが一般的。
オフィスユーザーの私にとって、湾曲モニターであることで感じたメリットは、「画面の端の文字が見やすくなった」こと。

【湾曲パネルだから体験できる圧倒的没入感】

湾曲パネルだから体験できる圧倒的没入感

Optix MAG322CQRVは湾曲パネル液晶を搭載することにより、画面端が視界に入り込むため、視線を変えずに視界端の情報を把握できます。さらに、ゲームや動画への没入感が高まり迫力ある描写が特徴です。人間の目の自然な曲線に似ているため、ウェブブラウジングやオフィスソフトなどにも活用いただけます。マルチモニタ環境も湾曲パネル液晶モニターだと自然なカーブで圧倒的な没入感が体験できます。(出典:MSI ゲーミングモニタ Optix MAG322CQRV [MSI]

 

ド近視の私にとって、60cmほど離れた大画面モニター端に映る文字が見にくく感じることがたまにある。
フラットのモニターであれば、わずかながら文字を斜めから読むことになったり、照明の反射具合によっては体を乗り出さないと確認できないことがあるのだ。

出典:曲面ゲーミングディスプレイについて知っておきたい7つのこと[AORUS]

Optix MAG322CQRVのような湾曲モニターであれば、モニター表面を弧とする円の中心部、即ち自分から画面各部までの距離がほぼ全て同じになっている。
そして、画面の真ん中や端に関わらず、常に自分に接平面が向いているので、常にまっすぐな文字を読むことができる。

加えてOptix MAG322CQRVの湾曲率は1500Rという、1800Rが一般的な湾曲モニターよりもより人間の目(1000R相当)に近い形状になっている。

これによって、以前は首や体を動かして読んでいた端の文字を、Optix MAG322CQRVでは目を動かすだけで読むことができるようになったので、身体への負担を軽減できているように感じる。

また、Youtubeなどの動画コンテンツをOptix MAG322CQRVで観てみると、少なからず一般のモニターで視聴するよりも確実に没入感が高くなるのを感じることができる。
特に映画や動きのあるコンテンツを良く楽しむのであれば、1msという反応速度も相まって、非常に気持ちよく楽しむことができると思う。

細かいモニター設定が可能

はっきり言って、一般的なライトユーザーであれば必要のないような細かいディスプレイの設定が可能になっている。
モニター右側の背面のジョイスティック型のコントロールボタンを操作することで、ディスプレイの設定を細かくカスタマイズすることができる。

Optix MAG322CQRVの背面左下にはコントロールボタンがある

操作も非常にしやすく、直感的にメニューを選ぶことができる。
頻繁に触るものではないが、細かい設定ができることと簡単にメニューにアクセスできるのはひとつのメリットだと言える。

それ以外にも、Optix MAG322CQRVにはMSIのゲーミング用オンスクリーンディスプレイアプリ「ゲーミングOSD」を使うことで、更に細かい設定などを行うことができる。
具体的に言うと、以下の設定が可能になる。

  • モニター設定
  • ゲーム内補助
  • ゲーミングプロファイル
  • システム設定
  • ホットキー
  • ジョイスティック設定
  • PIP/PBP機能

興味があれば、「MSIのゲーミング用オンスクリーンディスプレイアプリの長短[MSI]」を読んで頂ければと思うが、私の用途では基本使うことはないだろう。

 

MSI Optix MAG322CQRVのデメリット

一般のパソコンデスクでは少し大きすぎるサイズ

メリットの裏返しになるが、幅710.5mm×高さ513.6mm×奥行225.3mmという大きさ、そして約7.0kgという重量は普通にでかい。
ベゼルレスデザインを採用しており、31.5インチの割にはすっきりしていると言えるだろうが、普通のパソコンデスク上に置くには少々大きすぎると感じた。

そもそも私の使っているデスクは、家でたまたま使っていなかったデスクなので、パソコンデスクとして使うには少し小さい。
天板のサイズは、横700mm x 奥行450mmと、とくに奥行きが狭すぎる。
ノートPC1台分の作業台としてちょうど良い程度の広さだ。

そんな狭い机の上に、幅710.5mm、奥行225.3mmというドでかいモニターを置こうもんなら、机の上での作業が手狭になるのは当たり前の話。

購入前には、デスク周りの設置環境をよく確認したほうが良いだろう。

 

スピーカーがついていない

できればスピーカーは付けてほしかった。

ターゲットであるゲーマー達は、主にヘッドセットを使うことが多いためか、Optix MAG322CQRVにはスピーカーがついていないのが残念。

私の場合、Surface Pro 6から音を出力できるので大きな問題ではないが、せっかくなら正面の大きなモニターから音が出てほしいと思った。
よって、別途Taotronicsのスピーカーを購入し、モニターアームでテーブルから浮かせたOptix MAG322CQRV下に配置することにしている。
まぁ、これはこれで有り。

非ゲーマーにはオーバースペックすぎる

これについては、購入前から重々承知していたこと。

  • 31.5インチという大画面
  • 湾曲率1500Rのリアルな視野角
  • 144Hzのリフレッシュレート、応答速度 1msという反応の速さ
  • ゲームに特化した様々なモードを搭載

ゲームを楽しみたい方にとって、これらの機能は喉から手が出るほど欲しい機能であろう。
しかし、Surface Pro 6のサブディスプレイとして使う程度であれば、はっきり言ってオーバースペック、宝の持ち腐れとはまさにこのこと。
これらが必要ないのであれば、もっと安価で良いモニターはいくらでも選択肢はある。

それらを承知の上で、今回私がOptix MAG322CQRVを購入した理由は、

  • 購入するつもりだった27インチよりも大画面だったから
  • 解像度が高いから(WQHD)
  • 湾曲ディスプレイを体験してみたかったから
  • インチサイズと解像度を考慮しても安い価格帯だったから(アウトレット品を購入)

結果的には満足しているが、決して万人におすすめできるモニターであることは述べておきたい。
もっと気軽に大画面でコンテンツを楽しみたいという方には、次節で紹介する〇〇のほうがおすすめできる。

逆に私のように、「できれば長く使いたい」「将来的にFPSなどのゲームも楽しみたい」「大画面湾曲モニターのロマンを感じたい」という方には自信をもってお勧めできるモニターだ。
毎日パソコンの前に座るのが楽しみになるモニター、それが

注意

Optix MAG322CQRVは既に生産終了しているらしく、Amazonでは購入不可。
サイズ違いの27インチモデルや34インチモデルはまだ在庫があるらしいので、併せてチェックして頂きたい。

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MSI「OPTIX MAG321CQR」レビューまとめ

今回は、メインPCのSurface Pro 6用のサブディスプレイとしてMSIのゲーミングモニター『Optix MAG322CQRV』を購入したので、そのレビューをお届けした。

ゲームなどはしないライトユーザーにとっては正直オーバースペックすぎる性能なので、不満点などは一切ない。

画面はシャープで非常に見やすく、QWHDという高解像度もあり複数ウィンドウを並べても多くの情報を得ることができる。
湾曲モニターは、一見非ゲーマーにとっては不要だと思われがちだが、大画面ならではの「画面端見にくい問題」を少しは改善してくれている。
もちろん、Youtubeや映画などの動画コンテンツを視聴する場合でも、一般的なフラットモニターと比べても没入感のそれらとはひと味もふた味も違っており、しっかりとコンテンツを楽しむことができる。

そして、なんといっても「ベゼルレスフレームと湾曲モニターの組み合わせ」は、とてもかっこいい。ロマンの塊だと思う。

横幅700mm超えで重量7kgという巨大なサイズ、スピーカー非搭載ということを飲めるのであれば、また将来的にFPSゲームなども視野にいれたいというのであれば、Optix MAG322CQRVは新しいモニターの選択肢の一つになり得るだろう。

またMSIのゲーミングモニター 「MAGシリーズ」の兄弟機として、FHDモデルや4Kモデル、23インチや27インチ、フラットモニターモデルなど様々なラインナップが展開されているので、こちらもチェックして頂きたい。

注意

Optix MAG322CQRVは既に生産終了しているらしく、Amazonでは購入不可。
サイズ違いの27インチモデル34インチモデルはまだ在庫があるらしいので、併せてチェックして頂きたい。

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