【WF-1000XM4のレビュー】左右独立で片耳でも使える!ながら視聴に便利な機能
移動中や作業中に音楽を聴きたい人にとって、ケーブルのない完全ワイヤレスイヤホンは欠かせないアイテム。音楽への没入感や音声をしっかり聞き取るのであれば、音漏れや遮音性にも優れているカナル型イヤホンが人気です。
ですが逆に、周囲の音が聞き取りづらかったりや不意に話しかけられて、イヤホンを耳から外さないといけなくなることがストレスに感じることはよくあるわけです。
音楽をしっかり楽しみつつも、快適に「ながら聴き」できるイヤホンはないものか?
そこでこの記事では、「【WF-1000XM4のレビュー】左右独立で片耳でも使える!ながら視聴に便利な機能」について書きます。
作業しながら音楽を聴く「ながら聴き」用として便利に使えるイヤホンを調べていたところ、ソニーのワイヤレスイヤホン WF-1000XM4がかなり良さげだという結論に行きつきました。
WF-1000XM4は音質やノイズキャンセリング機能が優秀だと、イヤホン好きの中では既に有名なワイヤレスイヤホンのひとつですが、ワタクシのような作業中に使いたい人にもぴったりなイヤホンだと、実際にしばらく使ってみて感じたわけです。
巷では音質の評判ばかりクローズアップされていますが、「ながら聴き」用イヤホンをお探しの人で、WF-1000XM4が気になっているという人はぜひチェックしてみてください!
- 2021年のベストワイヤレスイヤホンの評判の高さ!音質は文句なし!
- 片耳でも十分に使えるワイヤレスイヤホン!
- ノイズキャンセリングと外音取込機能が優秀!片耳ずつの使用も可能!
- ノイキャンと外音取込をハンズフリーで行える機能が便利!片耳もOK!
- 大きめのボディは好みが分かれそう
- 充電ケースから取り出しにくい
- ライトリスナーにとっては高額なイヤホン
「ながら聴き」に最適なイヤホンを求めた結果…
普段からワタクシは、主に何か作業しながらのBGMとして、いわゆる「ながら聴き」用にイヤホンを愛用しています。
イヤホンをつけっぱなしで作業をしていると、ふと誰かから話しかけられたり、瞬間的に外音を聞き取りたいタイミングが結構あって、そのたびにイヤホンを取り外すのが面倒だと感じていました。
敢えてカナル型イヤホンの片方の耳だけを装着して少しでも周りの音を聞きやすくしているのですが、片耳から音楽が鳴り続けている状況の中で相手の声はやっぱり聞き取りづらい。
音楽をしっかり楽しみつつも、快適に「ながら聴き」できるイヤホンはないものか?
音楽以外にも解説動画やオーディオブックなど、しっかり声を聞き取りたいこともあって、カナル型のイヤホンに絞って探した結果、ソニーのWF-1000XM4が候補に挙がりました。
実をいうと、WF-1000XM4を買うまでは、ワイヤレスイヤホンなんて安物で十分だと思っていました。
- 値段が高いから音がいいのは当たり前
- そもそも騒音雑音が飛び交う外界で音楽を聴くのだから、音質なんてそこまで関係ない
- むしろ落として無くしてしまうリスクを考えると、安い方がいい
実際、WF-1000XM4を購入してしばらく使ってみましたがその考えが変わりました。
高い買い物でしたが、今では買ってよかった!と実感しています。
WF-1000XM4はイヤホン好きに一目置かれる高性能なワイヤレスイヤホン
有名イヤホンサイトやガジェットレビュワー間でも軒並み高評価なSONY WF-1000XM4は、完全ワイヤレスイヤホンの中で特に評判が良いApple信者ご用達の「Air Pods Pro」と双璧をなすイヤホン。
ソニーの最新技術がぎゅっと詰まった高性能なフラグシップワイヤレスイヤホンです。
- 強力なノイズキャンセリング機能と外音取込機能
- ハイレゾ音源(LDAC)対応
- 360度立体音源(360 Reality Audio)に対応
- イヤホンをつけたまま会話ができる「スピークトゥチャット機能」
- イヤホン単体で最大8時間持つロングバッテリー
- 防滴仕様(IPX4)
耳バカのワタクシなので音質レビューは割愛しますが、実際にしばらくつかってみて、値段を聞かずとも「すごくいいイヤホン」だと実感できます。
また特にワタクシのような「ながら聴き」専用としての使い方でも、刺さる人には刺さる唯一無二の素晴らしいイヤホンだということが分かり、非常に満足して使っています。
イヤホンとしての音質評価は専門の人に任せるとして、ワタクシの個人的に気に入ったWF-1000XM4の便利機能を中心に紹介します。
SONY WF-1000XM4の基本情報
ドライバーユニット | 6 mm |
質量 | 約7.3 g x2 |
充電時間 | 約1.5時間 |
連続再生時間 | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) |
連続通話時間 | 最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) |
ケース充電端子 | USB Type-C |
防水規格 | IPX4 |
操作 | タッチ |
ワイヤレス充電 | 対応 |
ノイズキャンセリング機能 | 対応 |
外音取込機能 | 対応 |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
WF-1000XM4の気に入ったトコロ
片耳でも十分に使えるワイヤレスイヤホン!
いきなりマニアックな特徴ですが、WF-1000XM4は片耳ずつでもしっかりイヤホンとしての役割を果たしてくれます。
もっぱら「ながら聴き」専門のワタクシとして、普段からイヤホンを片方ずつ使っていたりします。
- 片方の耳が空いているので、相手の声や環境音を聞き取りやすい
- 左右ずつ交互に再生と充電を繰り返すことで、長時間の音楽再生ができて、BGM的な作業にちょうどいい
そして実は片耳ずつ視聴できるワイヤレスイヤホンの選択肢はあまり多くありません。
スマホとの通信のために必ず左右両方を同時に使う必要があったり、ボタン操作が左右で固定されていたりと、使い勝手はあまりよくないものが多い印象。
その点、WF-1000XM4は左右独立でイヤホンを鳴らすことができる上、スマホ上のアプリから左右のタッチ操作機能をカスタマイズすることができます。
- 外音コントロール
- 再生コントロール
- 音量コントロール
- 割り当てなし
これら4つのプロファイルを左右それぞれのイヤホンに独立して選択して設定することができます。
外音コントロール | 再生コントロール | 音量コントロール | |
---|---|---|---|
タップ | ノイズキャンセリング/ 外音取り込み | 再生/一時停止 | 音量を上げる |
ダブルタップ | – | 次の曲 | – |
トリプルタップ | – | 前の曲 | – |
押し続ける | クイックアテンション | – | 音量を下げる |
ひとつの操作ごとに細かくカスタマイズはできないのは少し残念ポイントですが、例えば左右で「再生コントロール」を設定することで、左右片耳ずつイヤホンを使った場合でも、同じ操作で音楽をコントロールすることができます。
イヤホンを片耳ずつで使うユーザーがどのくらいいるか分かりませんが、外の音を聞きながら長時間音楽を聴きたい人にとって、WF-1000XM4の片耳ずつ独立で使える機能は大きなメリットです。
ノイズキャンセリングと外音取込機能が優秀!片耳ずつの使用も可能!
巷でも評判の通り、WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能はかなり優秀で、周囲の雑音を大きく抑えてくれます。完全に無音とまでは言わないものの、カナル型の遮音性の高さもあり、まるで違う環境に来た感覚にさえなります。
また外の音を聞こえやすくしてくれる外音取込機能についても、取込音量の調節ができたり人の声を聞こえやすくする「ヴォイスフォーカス」機能もあったりと、なかなか高性能なイヤホンです。
これら機能自体がついているワイヤレスイヤホンはざらにあるわけですが、WF-1000XM4ではこれらの機能を片耳ずつでも使えるところが唯一無二!
たいていのワイヤレスイヤホンだと、両耳装着時でないとノイズキャンセリングや外音取込機能が使えません。
もちろん片耳ずつ使っている場合は両耳装着時ほどのその効果は得られませんが、それでもあるのとないのとでは体感できるほどに差を感じられます!
ノイキャンと外音取込をハンズフリーで行える機能が便利!片耳もOK!
WF-1000XM4がつけっぱなしの長時間作業に最適だと感じるもうひとつのポイントは、「スピークトゥチャット機能」。
何かと言うと、自分が声を発するとイヤホンがそれを検知して、
音楽を停止⇒外音取込モード(数秒経過)⇒音楽を再生
という操作を自動で行ってくれるという機能。
つまり、ノイズキャンセリングと外音取込の切り替えを自分の声だけで行ってくれる機能です!
長時間の「ながら聴き」だと他人から話しかけられたり、ふとした瞬間で外音を聞き取りたいタイミングは大いにあります。そのたびに「いちいち音楽を停止して、外音取込機能へ切り替えて、終わったらまた戻す」といった操作は作業を中断してしまい、結構面倒に感じます。
音楽を停止してくれるので、片耳から音楽が流れ続けることで聞き取りづらいや話しづらいということもありません。
WF-1000XM4ではアプリを通して、声の検出感度や音楽を停止する時間も調整することができるので、自分にとってちょうどよい使い方ができます。
自分の発した声を検知して音楽再生をコントロールしてくれるイヤホンはいくつかあって、例えばGalaxy Buds Proにも近しい機能は搭載されています。
Galaxy Buds Proには音声検出機能があって、声を検知するとWF-1000XM4と同じように外音取込機能をオンにしてくれます。
WF-1000XM4とGalaxy Buds Proの違いとしては、WF-1000XM4だと片耳ずつでもスピークトゥチャット機能が使えますが、Galaxy Buds Proは両耳のイヤホンを使用しないと機能しません。
このポイントも、片耳リスナーとしては非常に嬉しい重要なポイントです。
スピークトゥチャット機能があることで、イヤホンは耳につけたままでも不自由なく会話することができ、ストレスなく「ながら聴き」を楽しむことができます!
WF-1000XM4のイマイチだと思う点
大きめのボディは好みが分かれそう
WF-1000XM4のハウジング部分は一般のイヤホンより大きめなため、人によっては耳に合わないと感じるかもしれません。
片耳7.3gという重量は一般的なワイヤレスイヤホンよりも重く、長時間の装着だとカナル型特有の閉塞感もあって耳が疲れやすいかもしれません。
高機能なチップに大容量バッテリーを積んでいるので、重量や大きさはどうしてもトレードオフになってしまいます。
個人的には慣れで克服できる部分だと考えますが、気になる人は一度店頭で実機をチェックしてみることをお勧めします。
充電ケースから取り出しにくい
イヤホンがぴったり収まる充電ケースなので充電中はマグネットでしっかりと固定してくれますが、いざケースから取り出そうとするときに指がボディに滑ってしまって、うまくつかめないことが多々あります。
というのも、
- 充電ケースの掘り込み部分がぴったりすぎる
- イヤホンをつまむ部分が丸い形状
- マグネットがかなり強力
ということもあり、結構な頻度でつまみ損ねてしまうわけです。
WF-1000XM4をしばらく使っていますが、ワタクシの扱い方が雑なせいか既に数えきれないほど落としそうになっています。
マット仕上げで非常に高級感のあるデザインなのはすごく良いのですが、取り出しには注意した方がいいかもしれません。
ライトリスナーにとっては高額なイヤホン
快適なイヤホンライフに惜しみなく投資できる人は問題ありませんが、「とりあえずワイヤレスで音楽を聴けたらいい」程度のライトリスナーであれば、WF-1000XM4はなかなかにお高いワイヤレスイヤホンです。
今回ワタクシは、「ながら聴きに最適なイヤホン」を探した結果、自分の使い方を考えるとWF-1000XM4は音質面・機能面ともに最適なイヤホンだと感じました。
少なくとも私は、買って良かったと感じております。ワタクシの必要な機能が詰まっており、それがWF-1000XM4ならではの唯一無二機能であれば、コスパなんてのは二の次です。
ワタクシのような使い方をする人であれば、ライトリスナーであってもWF-1000XM4はかなり魅力的ですし、強くお勧めできるイヤホンです!
WF-1000XM4 レビューまとめ
以上、「【WF-1000XM4のレビュー】左右独立で片耳でも使える!ながら視聴に便利な機能」について書きました。
普段作業しながら片耳ずつワイヤレスイヤホンを使っている「ながら聴き専門」リスナーの目線で、特に個人的に便利だと感じた機能を中心に紹介しましたが、WF-1000XM4は音楽好きの人にとって非常に満足できるイヤホンです。
また、ここでは紹介しきれていない特徴もたくさんあるので、気になる人はチェックしてみてください。
- 2021年のベストワイヤレスイヤホンの評判の高さ!音質は文句なし!
- 片耳でも十分に使えるワイヤレスイヤホン!
- ノイズキャンセリングと外音取込機能が優秀!片耳ずつの使用も可能!
- ノイキャンと外音取込をハンズフリーで行える機能が便利!片耳もOK!
- 大きめのボディは好みが分かれそう
- 充電ケースから取り出しにくい
- ライトリスナーにとっては高額なイヤホン