おサイフケータイのない海外SIMフリー端末を国内でスマホ決済する方法【脱FeliCa】

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海外版SIMフリースマホを使うデメリットのひとつが、おサイフケータイに非搭載であること。

デュアルSIMや格安スマホや変わり種の変態スマホなど、海外SIMフリースマホを使ってみたい気持ちはあるものの、おサイフケータイが使えないからと諦めて、ゴミアプリ盛り盛りのキャリアスマホを渋々使っている人も多いでしょう。

海外SIMフリースマホを使いたいけど、コンビニやカフェなどの買い物ではスマホ決済で簡単に済ませたい!

この記事では、FeliCa非搭載すなわちおサイフケータイなしの海外SIMフリースマホでも使えるスマホ決済の方法なんかを解説していきます。

スマホ決済はやっぱり便利なもので、一度使えば手放せなくなります。それでも、お気に入りのスマホを使い続けたい!おサイフケータイがないスマホで決済するための方法についてまとめていきますよ、と。今日はそんなおはなし!

各種サービスのスマホ決済対応状況については、執筆時2022年5月の状況をベースにしており、今後サービス対応が増えてくるかもしれません!いや、増えることを祈ります!

目次

実店舗で使えるスマホ決済方法は2種類

いわゆるスマホ決済っていうのには、その決済手段によって次の2種類があります。

  • QR/バーコード決済
  • 非接触型IC決済(NFC決済)

QR/バーコード決済

QR/バーコード決済とは、スマホ上に表示したQRコードやバーコードをレジのリーダーに読み込ませて決済する方法。

基本的にはインストールした専用の決済アプリから決済するので、アプリをインストールできる端末であれば、どんな古い端末でも利用可能。
もちろん、インターネット接続は必須ですよ。

QR/バーコード決済のデメリットといえば、決済の時にいちいちアプリを起動してバーコードを表示して読み込んでもらうという手間がかかるということ。
後は、Money Forward MEのような家計簿・資産管理アプリには対応していないものが多いということ。

QR/バーコード決済のサービス
  • PayPay
  • LINE Pay
  • 楽天ペイ
  • メルペイ
  • ゆうちょPay
  • d払い
  • au PAY
  • Famiペイ
  • AEONペイ

非接触型IC決済(NFC決済)

非接触型IC決済とは、スマホに内蔵されている短距離無線通信規格を使ってレジ端末と通信して決済する方法。
最も一般的なのが、NFC規格を用いたタッチ決済です。

世界的にもこのNFCを用いたスマホ決済方法が主流となっており、各国で独自のサービスが提供されています。
そして、このNFC規格には世界的にいくつか種類があり、各国で主に使われている規格が異なっています。

メリットはなんといっても、タッチするだけで決済ができるという手軽さ
QR/バーコード決済と比べても、アプリを起動してバーコードを表示する手間がないので非常に便利です。

非接触型IC決済(NFC決済)のサービス
  • モバイルSuica
  • 楽天Edy
  • nanacoモバイル
  • QUICPay
  • モバイルWAON
  • iD
  • VISAタッチ

海外版SIMフリースマホで使える決済方法

QR/バーコード決済は、基本全てのスマホで使える!

QR/バーコード決済はスマホに専用の決済アプリをインストールして使うことができます。
なので、海外SIMフリースマホであろうと、古いスマホであろうと、アプリをインストールさえできれば、この決済方法を使うことは可能!

Androidの場合は、よほどAndoridのバージョンが古く、GoogleのPlayストアから決済アプリをインストールできないなんてことがない限り、基本は全ての端末で使える決済方法だと思っていいでしょう。

FeliCa系のNFC決済は、使えない!

比較的最近のスマホであれば、NFCには対応しているものがほとんどではあるものの、ここに大きな大きな落とし穴

海外スマホのスペック表にあるNFCはType-A/Bがほとんど

ご周知のとおり、NFC対応であっても、「FeliCa対応」でないと我が国でのNFC決済は使うことができません。
これは、海外SIMフリースマホで対応しているNFC規格がFeliCaの規格と異なっていることが原因。

海外スマホのスペック表には「NFC対応」としか書かれていませんが、海外SIMフリースマホが対応しているNFC規格はほぼ間違いなくType-A/B
それに対して、国内で利用場面の多いモバイルSuicaやQUICPayなどは、すべてNFC規格のType-F、通称FeliCa

このNFC規格の違い、スマホ側でなにかごにょごにょすれば使えるようになりそうに思えますが、それぞれが全く異なるものなので無理なんです。

ちなみに、国内キャリアスマホは、Type-A/B/Fと全ての規格が使えるので、対応していれば海外でのNFC決済は可能です。

FeliCaと同じように使われる「おサイフケータイ」という単語は、NTTドコモの登録商標。
そして、「FeliCa」はソニーの登録商標。
似てるようでちょっと異なるけど、使用目的がほぼ明確なので、同じだと思ってOK!

FeliCa以外のNFC決済は、使える!

©Visa

日本国内で、FeliCa非対応の海外スマホをNFC決済する方法がひとつだけあります。

その決済方法とは、

VisaカードのVisaタッチ決済!

©Visa

VisaやJCBなどのクレジットカードブランドが出しているコンタクトレス決済は、基本的には、クレジットカードやデビットカードにタッチ決済対応マークのあるカードをリーダーにかざすことでタッチ決済ができるもの。
(海外では、一般的にこのNFC決済が主流)

このタッチ決済はNFC Type A/B規格になるため、Google Payという電子ウォレットに登録することで、海外SIMフリースマホでも国内でタッチ決済することができます!

ブランドごとにその決済種類はいくつかありますが、あいにくAndroid端末用のGoogle Payで使えるコンタクトレス決済は、現状Visaタッチのみ。

スクロールできます
カードブランドタッチ決済の名称対応ウォレット
VisaVisaタッチApple Pay/Google Pay
JCBJCBコンタクトレスApple Pay
MastercardMastercardコンタクトレスApple Pay
American ExpressAmerican Express コンタクトレスApple Pay

さらに残念なことに、Google Payに登録できるVisaタッチ対応カードはかなり限定的で、クレジットカードであれば今のところ以下の2つしかありません。(デビットカードであれば、もう少し種類が増えます【参考:Visaタッチ】)

Google Pay対応のVisaタッチが使えるクレジット
  • 三井住友カードCL
  • エポスカード

Google Payはどう?使えるの?

©Google

ややこしい名前で混乱を招くのがこのGoogle Pay
Paypayや楽天Payのように、「〇〇ペイ」という名前がついているから同じものだと思われがちですが、これは全く別物だと思った方がいいです。

そもそもこのGoogle Payとは、楽天EdyやQUICPayなどの非接触型IC決済をひとまとめで管理しますよ!という電子ウォレット

Paypayや楽天Payのように、「アプリ内に自分のウォレットがあって、残高をチャージして、そこから支払う」というものではなく、あくまで色々なカードが入っているお財布みたいなもの、いわば「多機能ウォレット」みたいなイメージでしょうか。

だからGoogle Pay自体に決済能力はなくて、あくまでも決済するのは、Google Payに登録されたスマホ決済たち。
多機能ウォレットに入っているそれぞれの決済方法。

つまり、海外SIMフリースマホでもGoogle Payは使えますが、結局NFC決済としてはVisaタッチだけしか使えないというわけです!
(ポイントカードやパスの一元化機能については、もちろん使えますよ!と。)

海外SIMフリースマホでスマホ決済をするための設定

QR/バーコード決済を使うための設定方法

海外SIMフリースマホでPayPayや楽天ペイのようなQR/バーコード決済を行う方法は非常に簡単。

Playストアから、目的の決済アプリをインストールしてユーザー登録するだけでOKです。

あとは、お店のレジで、「QRコード払いで!」といえば、バーコードをスキャン/読み込んでもらうことで決済ができます。

海外SIMフリースマホにVisaタッチを登録する方法

Google Payで使えるVisaタッチ対応クレジットカードであれば、海外SIMフリースマホに登録することで日本国内でもタッチによるNFC決済ができます。

Google Pay対応のVisaタッチが使えるクレジットカード
  • 三井住友カードCL
  • エポスカード

海外SIMフリースマホでVisaタッチを使うためには、ちょっとした設定が必要なので簡単に解説。

STEP
スマホにGoogle Payをインストールする

PlayストアからGoogle Payアプリをインストールします。

Google Pay - 支払いもポイントもこれ1つで。

Google Pay – 支払いもポイントもこれ1つで。

Google LLCposted withアプリーチ

STEP
Google PayにVisaクレジットカードを登録する

Google Payアプリを開き、「支払い」タブから「お支払方法」を追加。

カード情報と個人情報を入力後、追加されたカードをタップして「非接触型のメインカード」になっていることを確認。

STEP
お店のレジでは、「クレジットカード払いで!」

早速お店で使ってみる前にポイントは2つ。

  • 支払方法は「クレジットカード」
  • スマホロックは解除しておくこと!

Visaタッチ決済は、クレジットカード扱いになるため、お店の人には「クレジットカード払いで」と伝えましょう。
古いレジ端末によっては、Visaタッチに対応していない場合もありますが、このマークがあるレジ端末ならほぼ使えるでしょう。

ふたつめのポイントは、QUICPayなどとは違い、Visaタッチ決済はAndroidスマホのロック画面を解除しておく必要があります。
Google Payアプリを立ち上げる必要はありませんが、画面ロック状態だと、何度やっても失敗してしまいました。

あとは、カードリーダーにタッチするだけで支払い完了!

まとめ

以上、海外SIMフリースマホでレジのスマホ決済を行う方法について解説してみました。

ここまでの話をまとめると、

海外SIMフリースマホで使えるスマホ決済は、

  • QR/バーコード決済 全てのサービスが使える!
  • 非接触型IC決済(NFC決済) ⇒ほぼ全部アウトだけど、Visaタッチのみ使える!

無難にいくなら、QR/バーコード決済をメイン決済として使うべきなんでしょうが、毎回アプリを立ち上げて、バーコードを表示するのが手間だと思うのであれば、Visaタッチを導入することを強くおすすめします!

既に、三井住友カードやエポスカードをお持ちであればラッキー!
もしなかったら、これを機に1枚増やしてみてはいかがでしょうか?

ひとまず、ここいらで。
ほな、またぁ!!

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