今回、2022年上半期に発表されたGalaxyのフラグシップスマホ Galaxy S22 Ultraを購入しました。

前作のGalaxy S21 Ultraユーザーからすると待望のSペンが内蔵、Galaxy Note 20以前のNoteユーザーからするとカメラと基本性能が向上。
現状最高クラスのスマホであることには違いない!
国内キャリアモデルはけっこうおたかいんですが、今回は「けっこうやすい」イオシスさんからGalaxy S22 Ultra 512GBモデルを購入しました。
本当は大きいスマホは好みではないんですが、性能とカメラを求めるとどうしても大型スマホしか選択肢がない現状。
メインスマホで使っていたNote 10+から乗り換えて、どう感じたかをレビューしていきます。
ほな、ぼちぼちいこか。
ということや!
\ けっこうやすい! /
Galaxy Note 10+からの機種変更
記事執筆時点でのメインスマホはGalaxy Note 10+。
発売してからすでに3年ほど前の機種ですが、使っている中で不満点はほぼゼロで優秀なスマホです。

別段買い替えないといけない理由はなく、そろそろ新しいスマホを使ってみたいと思っていたさなか、S22 Ultraが発表。
スペック的にはNote 10+で満足しているので、現状最強のSnapdragon 8 gen 1搭載のS22 Ultraは私にとっては完全にオーバースペック。
Sペンについても、家具を購入する際に写真に寸法をさっと書き込む程度にしか使っておらず、実際必要不可欠ではない。
そこで、個人的にGalaxy S22 Ultra惹かれたポイントは、
- デザイン
- カメラ性能
また最近、Dual SIMスマホの必要性に迫られたので、ひさびさの海外版を購入。
ついでに、おサイフケータイ必須だった殻を壊す決意もできました。


購入したモデルは、香港版のDual-SIM 5G、12GB/512GBモデルのSM-N9810。購入元は、みんな大好きイオシスさん。
発売されたばかりで高額のキャリア価格を見た後に、イオシスさんをみれば、「けっこうやすい」ですよ!
あと、Note 10+とは違い、MicroSDカードは非搭載。
キャリアモデルとは違って、512GBモデルを選べるのも海外スマホのメリットです。

海外版のGalaxy S22 Ultraは販売地域によってモデルが複数あるので、購入時には注意が必要。
海外モデルの型番はこちらのサイトで詳しくまとめられてますので、参考にどうぞ!


Galaxy S22 Ultraのフォトレビュー
基本スペック

SoC | Snapdragon 8 Gen 1 |
RAM/ストレージ | 12GB/512GB |
ディスプレイ | Dynamic AMOLED 6.8 inch 1750nit 1~120Hz |
アウトカメラ | 広角 108MP/f1.8 超広角 12MP/f2.2(0.6倍) 望遠 10MP/f2.4(3倍) 望遠 10MP/f4.9(10倍) |
インカメラ | 40MP/f2.2 |
生体認証 | 超音波指紋認証(画面内) 顔認証 |
防水防塵規格 | IP68 |
WiFi Bluetooth | 11a/b/g/n/ac/6e Bluetooth 5.2 |
充電 | 有線:45W 無線:15W |
バッテリー | 5000mAh |
本体サイズ | 163.3 x 77.9 x 8.9 mm 229 g |
\ けっこうやすい! /
携帯性は最悪だけど、所有感は最高!

「片手操作ができるサイズ感がスマホ選びの絶対条件」だった私ですが、Galaxy Note 10+を使いだしてからは大画面巨大スマホにすっかりハマってしまいました。
というのも、どこのメーカーもハイエンド端末は大画面スマホばかりなんで、仕方なく大画面スマホを選んでしまいます。

Note 10+ですら大きくて持ちにくいと感じていましたが、S22 Ultraは更に大きくなってしまい、携帯性は正直最悪。
高さ、横幅、厚み全てが一回り大きくなり、重量は30gも肥満化。
One Hand Operation+アプリなどを駆使して、ぎりぎり片手で使えなくはないですが、落としてしまいそうで心配です。
Galaxy S22 Ultra | Galaxy Note 10+ |
---|---|
163.3 x 77.9 x 8.9 mm 229 g | 162.3 x 77.2 x 7.9 mm 196 g |
ただし、その重量感とデザインのおかげか、手に持った時の所有欲だけは最高に良いものです!

背面の質感も非常によく、購入したファントムブラックカラーは、過去購入したスマホの中で一番好みと言っても過言ではありません。
(ケースは必須だから、結局見えなくなりますが…)

カメラバンパー部分がすっきりして、シンプルながら洗練されたデザインなので、手に持っていると所有欲を満たしてくれます。

Sペンの位置が左に移動

Note 10+のSペンは本体右下収納と右利きには嬉しい仕様でしたが、Note 20以降は本体左下に移動。
そして、S22 Ultraも同様にSペンは本体左下に収まりました。
Sペンを多用しないのであれば、あまり気にならないですし、あとは慣れの問題でしょうか。

画面反応速度9msの書き心地については、文字通り最高。
本当にインクの入ったペンで画面に書いているような追従性です。
カメラに圧倒される

今回購入のきっかけのひとつとなったカメラ性能については、感動しました!
標準・広角・望遠の全てにおいて、Note 10+を凌駕しています。当たり前ですが!
レンズ | Galaxy S22 Ultra | Galaxy Note 10+ |
---|---|---|
広角(標準) | 108MP/f1.8 1/1.33インチ 焦点距離 23mm | 12MP/f1.5-f2.4 1/2.55インチ 焦点距離 26mm |
超広角 | 12MP/f2.2 1/2.55インチ 焦点距離 13mm | 16MP/f2.2 1/3.1インチ 焦点距離 13mm |
望遠1 | 10MP/f2.4 1/3.52インチ 焦点距離 69mm | 12MP/f2.1 1/3.6インチ 焦点距離 52mm |
望遠2 | 10MP/f4.9 1/3.52インチ 焦点距離 230mm | -- |
インカメラ | 40MP/f2.2 1/2.82インチ | 10MP/f2.2 1/2.65インチ |
標準カメラのセンサーが大型化&高画素化&広角化でより使いやすくなりました。
カメラ画面のアスペクト比アイコンで「4:3 108MP」を選ぶことで、1億800万画素の超高画素な撮影ができ、さらに、新搭載のディテールエンハンサー機能をオンにすることで、更にくっきりとした写真を撮ることができます。

ここまで拡大しても、細部までしっかり残っているから、1億800万画素ってかなりえげつない画素数。
その分、ファイルサイズも大きくなってしまいますが、拡大してもディテールまでしっかり残せるってのはいいですね!




ポートレートモードも、どこか不自然さは残るもののスマホでこの程度撮れるなら全く問題ないでしょう。
スマホで見る分には、「一眼カメラで撮った写真」と言っても多分バレないレベルの写り。


Note10+では望遠2倍だったのが、3倍にのびました。
普段使いでは、望遠3倍の方が圧倒的に使いやすいと個人的に感じています。
Note 10+の光学2倍程度ならそこまで大きく寄れないし、なんだったら数歩前に寄ってメインの高性能レンズで撮影する方が綺麗に撮れたりします。
そこで3倍まで伸びてくれると、近づきたくても近づけないときや、ちょっと離れた被写体をすぐに撮影できるメリットがあります。

そして、特徴的なのは望遠の光学10倍。
スマホのカメラで10倍ズームがロスなく撮影できるのは、正直感動です。
使う場面はかなり限られますが、スペースズーム100倍はついつい使ってみたくなります。




家族サービスピクニックでS22 Ultra のカメラを色々試す。
— クンヨシ@採掘中 (@kunnyoshi) May 15, 2022
光学10倍って使い道ないと思ってたけど、遠くまで遊び回る子供を撮影するにはかなり有利なことが分かりました。#GalaxyS22Ultra pic.twitter.com/ckcFif4lMw
あとは動画も撮ってみましたが、手振れ補正も優秀で、あとでソフト的に補正処理をしなくともそのままシェアしてもいいくらい十分な動画が撮れました。

優秀なAI補正で撮影はオートに任せるのもいいですが、マニュアル撮影をしたい場合、標準カメラのプロ撮影(プロ動画)以外にも、「Expert RAW」アプリ(無料)を使うことで、一眼カメラのようなRAW撮影も可能。

Expert RAWアプリは、Galaxy StoreからインストールできるSamsung純正のカメラアプリ。
このカメラアプリでRAW写真を撮影後、すぐにモバイル用Lightroomアプリへの連携ができるので、その場ですぐにJPEG現像するなんてこともできます。
また、Android用のMotion Camアプリを使うことで、16-bitのRAW動画を撮影することができます。
一般ユーザーにはほぼ無縁のこの機能ですが、欲しい人は喉から手がでるほど欲しいこの撮影、Galaxyのカメラだと手軽に楽しめます!
カメラスペックを簡単にまとめると、
- 焦点距離13mm、23mm、69mm、230mmの4眼カメラ(デジタルズームは10倍)
- メインレンズは、最大1億800万画素でF1.8のほぼ1インチセンサー
- 高性能AIで十分満足できるオート撮影
- マニュアル撮影では、写真と動画のRAW撮影も可能(別途無料アプリが必要)
これだけ見ると、Galaxy S22 Ultraのカメラはものすごいバケモノだと分かってもらえるはず!
最近、趣味カメラをはじめた身としては非常に楽しいカメラ性能で、一眼カメラを持って行かずとも十分満足できるかもしれないと大満足!
一眼カメラのa7Cをメインで使っている私ですが、ちょっとしたお散歩やお買い物にまで一眼カメラは持っていきたくない。
でも、そんなときに限って、撮りたいシャッターチャンスを逃してしまうことって意外にあったりします。
そんなときにでも、スマホできれいな写真が撮れるS22 Ultraは、使いこなせばこれ1台でも十分メインカメラとして通用するレベルだと感じます。

画面内指紋認証は改善している

使い勝手の部分で言うと、Note10+でも採用されていた超音波式指紋認証は精度が向上。
体感的には、10回中3回は失敗していたNote 10+に対して、10枚中1回程度にまで改善しています。
また、Note10+では指を置いて一呼吸置かないと反応してくれなかったところ、S22 Ultraだと軽くタッチする程度でロック解除してくれるようになりました。
ロック解除にひっかかりがなくなるだけで、かなりストレスが減ったので、地味にうれしいポイントです。
Galaxy S22 Ultraを使って感じたデメリット
メリットであり、デメリットでもあるその巨大なサイズがストレスになる

Galaxy S22 Ultra唯一の不満がそのサイズ。
6.8インチの大画面で229gとヘビー級なS22 Ultraは、想定以上に大きくて重いです。
個人的にスマホカバーと保護フィルムは必須なので、それらを取り付けるとさらに一回り大きく重くなってしまいます。
手ぶら族の私は、スマホは基本ポケットイン。
S22 Ultraのケースをつけた状態でポケットインすると、ポケットはパンパン、ズボンはズレズレ。

スマホでブラウジングしたり、動画視聴したり、操作する際には大画面スマホは非常に有利ですが、ポケットからさっと取り出してメッセージのチェックや片手で文字入力をするのには、やっぱり機動性が悪い。
なにより、使っていて落としそうな不安に駆られます。
できるだけ軽くシンプルに使いたいんですが、今回ばかりはバンカーリング兼Magsafeスタンドをつけることにしましたが、更に重くなってしまったので、残念です。
慣れの問題でしょうが、一回り小さいNote10+を2年ほど使い続けても慣れきれなかった巨大スマホのサイズ感は、今後どうストレスになってくるのか正直不安が残ります。
最強スペックだけど、なんだか「トキメキ」が足りない…

これは完全に個人的な印象。
今回久しぶりに新しいスマホに乗り換えて、しかも愛すべきGalaxyシリーズの最上位モデルを購入したわけですが、なんだかトキメキが足りないと感じてしまっています。
S22 Ultraのカメラ性能に関しては非常に楽しく、一眼カメラと併用してサブカメラとしてどんどん撮影していこうと思っていますが、それ以外の部分は、どうも普通にド安定の最強スマホとしか感じないんですよね。
使用感としてはNote 10+とほぼ一緒なわけで、なにか目新しい特徴があるわけでもなく、かといってNote 10+で不満だったこともないわけです。

というのも、実はGalaxy S22 Ultraの下見のために家電量販店に行った際、横に置かれていたフォルダブルスマホに心惹かれています。
ほんとはS22Ultraみにきたんだけど、この2台が楽しすぎる!!!
— クンヨシ@時給860Mhsで採掘中 (@kunnyoshi) April 30, 2022
初めて実機を触ったけど、めちゃ完成度高い。
普通にZ FOLD3のほうが欲しくなったし!!#GalaxyZFold3 pic.twitter.com/vIcVfDuKga
持ち運ぶときはスリムにコンパクトに、がっつり使うときは広げて大画面で。
この使い方が個人的にはかなり魅力的で、心のどこかで「フォルダブル端末を使ってみたい」気持ちがあるのかもしれません。
Z Fold 3は発売からしばらく経って、白ロムや中古品も出回ってきたので、Galaxy S22 Ultraとほぼ同じ価格帯で購入できるということも、悩ませる原因となっています。
単純にスマホは大画面の方が良いのであれば、Z Fold 3も選択肢に入りますし、今回のZ Fold 3はSペンにも対応したことで、さらにNote的な使い方もできるようになりました。
意外とGalaxy S22 UltraとGalaxy Z fold 3で悩んでいる人も多いようなので、店頭で実機を触って確認してみてください。
(そして触った結果、更に悩んでしまうという負のループにはご注意を…)
Galaxy S22 Ultraと一緒に購入したアクセサリを紹介
今回も例にもれず、Galaxy S22 Ultraのアクセサリを色々と購入。
いろいろ試した結果、一軍に落ち着いたアクセサリたちを最後に紹介していきます。
画面保護フィルム
S22 Ultraは画面内指紋認証を使っているので、フィルムとの相性がシビア。
また、購入段階では初期フィルムも貼られていないので、傷つくことが心配ならば画面保護フィルムは用意しておいたほうが良いでしょう。
海外のレビューを見てもそこそこ評判がよさそうだったので、こちらの保護フィルムを購入。
やわらかい保護フィルムなので、装着はなかなか難しかったですが、指紋認証は問題なくできています。
ケース
薄くてシンプルなケースを探して、Ringkeのケースにたどり着きました。


ボックス型のデザインで、Galaxy S22 Ultraとの相性も非常によくとても気に入りました。
正面上下とカメラ部も少し高くなっているので、保護性能も高そうです。
よくあるつるつるサラサラした感触ではなく、背面はシボの入ったデザインで指紋がつきにくい。
また、サイド面には細かい格子加工がされており、グリップ感が増すのもGoodです!
あと何より、価格が安いというがいい!

このケースと合わせて、Ringkeのカメラ保護カバーも購入。
ケースとの干渉もなく、シンプルなカバーなので、デザインを損なわせたくない人にはおすすめです。
MagSafe化メタルリング

S22 UltraはワイヤレスQi充電に対応しています。
そこで、マグネットで充電できるように、メタルリングをつけてMagSafe化しようと探していたら、ナイスなアイテムを発見。
このMagSafe化メタルリングは、リングを立てるとバンカーリングとしても使える上、スマホスタンドとしても使える優れモノ。


ちょっと厚みは増してしまいますが、便利さを考えるとギリ許容範囲。
これから自分の中で必須アイテムのひとつになりそうです。


そして、車載用のPitakaカーマウント充電器でもしっかり充電することができました。
重量級のS22 Ultraですが、普通に運転する分には落ちることはありません。
スマホ用カメラグリップ
S22 Ultraの売りはなんといってもそのカメラ性能、バシバシ撮っていきたい!
そんなときに便利なのが、スマホ用のカメラグリップ。

似たような製品がある中で、ShutterGrip 2はBluetoothで接続することでシャッターボタンとして使うことができます。
そして一番の目玉が、グリップを変形させることで、カメラグリップ・自撮り棒・スマホスタンド・アクセサリーの取付など様々なシーンで使うことが可能!


かなりコンパクトな上、使わないときは後ろポケットに差し込んで、撮りたいときにサッと取り出せる。
この使い方、結構気に入っています!
ちょっとお高いですが、S22 Ultraのカメラをがっつり使いたい人にShutterGrip 2はかなりおすすめできます!
まとめ

以上、2022年2月に発表されたSamsungのフラグシップスマホ Galaxy S22 Ultraを購入したレビューをお届けしました。
これまで使ってきたGalaxy Note 10+と比べて、特に気に入ったポイントはそのデザインとカメラ性能。
Galaxy Note 10+の使い勝手をそのままに、更に洗練されたデザインと圧倒的なカメラ性能に魅力を感じるのであれば、Galaxy S22 Ultraへの買い替えは非常に満足できるものです。
ただ、大画面スマホでワクワクする経験がしたいのであれば、折りたたみスマホのZ Fold 3を視野にいれてもいいかもしれません。
国内キャリアから販売されるGalaxy S22 Ultraの価格はかなり高く、手が出せないという方は私も購入した白ロム・中古スマホのイオシスさんをチェックしてみてください!
ひとまず、ここいらで。
ほな、またぁ!!
\ けっこうやすい! /
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